matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

認知症と検査入院 貧血と潜血のため

よく聞く検査入院と言う言葉
聞く割に実際には何をするのか、見当もつかなかったのですが、
取り敢えず、
病院から言われたように、入院の支度をして
当日、入院窓口に

どうも入院予約を一般受付で行ってからだったようで
一緒に手続きをしてくれて
消化器内科の窓口に行きました。

母は、施設から出かける時にとてもニコニコしていて
これは、いい調子だぞと思わせられましたが、
車に乗せる時に
一緒に来ていた夫が
「どうやって乗せるのよ」と不満げな声を発声
こういう不穏な雰囲気をすぐ嗅ぎつけるので
あわてて、夫のしたいようにさせて乗せましたが
なんか下に敷いていたクッションを背中に当てたためか
お尻がずり落ちて不安げな母
しかも病院へ着いたら
ずり落ちすぎて、膝が車の前につかえている。
私が
「母をもっと後ろに座らせないと膝がつかえて、下りれないでしょう」
と言うと
「どうやって、椅子を下げるのよ」
「ちがうの。体が不安定なっているからお尻を椅子の背中につけて」
なんて頼んでいるのに、なんだか夫はパニック
パニックと言えば
母をおろす時に車を障害者用の駐車スペースに入れてと言ったのに
そのスペースに入れようとしないで横に停めようとして
警備員からきちんと入れるように言われ
なおかつ頭から突っ込もうとして
またもやバックでいれるように言われてって
そんなパニックの末の母を車から車椅子への移動
ああ、そうそう。車椅子もいつものように入れられず
それもてんやわんやしたのだった。

そんなパニックを救ってくれたのは、
ちょっと遅れて来た弟
母を無事車椅子に乗せると
私にそれを託して入院のための荷物を持って
ついて来てくれ、夫はそのまま家に帰ってもらいました。
まあ、夫には前日に急に頼んだから仕方なかったのかな。


そんな訳で消化器内科の窓口
車騒動ですっかり機嫌の悪くなった母ですが、それでもマックス不機嫌では
なかったので、取り返し出来そうでした。
すぐに検査にまわるように言われ、
入院の荷物を持ってまずは、エコー検査
女性の検査技師が出て来て
「ベッドに寝かせるまで手伝ってもらえますか」とのこと
技師さんが母に腕を組ませて、その上から大きく抱き込むと
「お尻を上げてください」とのこと
車椅子からせーので彼女が抱き上げるのと同時にお尻を持ち上げ
ベッドに寝かせる。
「では、外でまっていて下さい」とのことで
外で待っていると20分くらいして
母がご機嫌で帰って来ました。

なんかいい対応をしてもらったのだなと先行きが明るくなりました。
次は心電図
ベッドの脇に車椅子を寄せると
「では、ベッドに移して下さい」
えっ、一人でやるのかと面喰っていると
女性技師が
「先生から言われているので、言うとおりにして下さい」と母に
母を車椅子から立たせると
ベッドの向こうから女性技師が母の上半身を引っ張って
ベッドの上に。
硬直している母は、膝もまげっぱなしですが、その足にクリップを挟み
手首にもクリップを挟み、お腹を出すとそこにもクリップを
5つか6つ貼ると、作業を始め
あっと言う間に作業が終わり、母が文句を言う間もなく
部屋をあとにしました。

しかし、ちょっと不服そうです。
次にレントゲン
胸とお腹を取るそうで、私たちがいつもやるような高い位置に
板のあるレントゲンの機械ですが、
座ったままでやりましょうと
下着一枚になるまでのお手伝いをしたあと、予備の部屋で待ちました。
ここは、若い男性の技師で、なんか対応がやさしい口調です。
ちょっと○○しますよ。とか○○しましょうとか
そんな感じの声がかすかに聞えます。
出て来た母は満面の笑み
なんか気分が良かったようです。

これらが終わって消化器内科の窓口に戻ってくると
病室へ案内されました。

今度はここで胃カメラの順番を待つようです。
その前段階として、点滴などを始めました。

しばらくして胃カメラをしますので、内視鏡室へ移るように言われ
ついて行きますと
母はまたまた若い優しそうなお兄さんのような看護師に車椅子を
押されて部屋に入っていきました。
その前から優しい対応があったのか、ご機嫌な様子です。

部屋にはいるとドクターの顔も見え、担当医が来てくれたのが解りました。
しばらくしてカーテンが引かれると
「ひゃあー」と言う母の声、11時45分
寝ているうちに胃カメラを入れますと聞いていましたが、
約15分くらいで「ゴホ、ゴホ」と言う母の声がしたかと思うと
車椅子で出て来て、13時5分すぎたら昼食が食べられますと
言われました。

心配していた検査も滞りなく終わりホッとしながらベッド周りを
整理したりしていました。麻酔をかけるので、呼吸をしなくなるといけないので
見ていてほしいと言われましたが、深く眠ることもなく
ぼーっとしながら食事が出るのを待ち、食事をしている途中で
娘が応援に来てくれたので、昨日の深夜に孫が生まれた弟には、
そちらに行ってもらうようにしました。

ドクターが柔らかい食事を選んでくれたおかげで、おかずは完食
14時になると面会家族が向かいのベッドに来て
ずっと話をしているので、一気に不機嫌
娘がユーチューブで音楽を探してくれましたが、なかなか繋がらず
不機嫌がマックス
それでは、外に連れ出そうかと
ナースステーションに相談に行くと
連れ出してもいいですと言う答えとともに
ドクターが「起きているなら、点滴します」って
点滴が始まりました。

これからが大変です。
暴れる母、点滴をはやく終わらせたい私
訳が解らない娘はやっとユーチューブでディズニーの子供を10分で
眠らせる音楽とやらを見つけ、再生、置く場所を探しています。

点滴を抜かないまでもチューブを折ってしまうので、
点滴が止まってしまうので、それを解消しようとする私
手をぐっと握るので、指相撲と勘違いさせようとか
手遊びと勘違いさせようとしましたが、中々うまく行かず
名誉の負傷、またまたひっかき傷を頂きました。
今回は腕が痛いので腕をねじられないようにするために
回避できなかった。仕方ないですね。

30分で終わると言われた点滴が一時間以上かかって終わり
その上、ブスとか、可愛くないとか罵倒され続けた私たち
でも娘がスマホを置くためにしゃがんだら、
「あた、あなた可愛いわね。どこから来たの?」と
でも立ち上がると、
「誰なの、あっちいって」と
次第に見える位置で、好意が生まれたり、悪意が生まれたりすることが
解って来た娘は、
足元に回り、「足裏マッサージしましょうね」
なんて言って、信頼を受けている。
すっかり嫌われた私は、一旦カーテンの影に隠れてから
「では、マッサージかわりますね」なんて言って変わると
「ありがとうございます」と返って来る。
こんな風に、劇団員のようにスタッフになったり、娘になってりしながら
母の相手をしていると看護師さんが来て
ちょっと部屋の外に出ているように言われ、
作業が終わった母は、とろとろと眠たそうなので、母の夕食まえに
私たちの昼食を済ませようと病院を出る。
食事をしながら作戦会議
会話はどうどうめぐりをして、イライラしているようなら
全く関係のない言葉を発してみる。
母との会話で急に
「麻布」と言ってみたら、母が急に丁寧な言葉づかいになった。
なんかキーワードが必要なのかもしれない。
音楽も、施設の部屋で、演歌のDVDを流したらうるさいと言われ
ディズニーのオルゴールを流したら、
「今度ディズニーランドに行きましょう」と反応したので、ディズニーは
効果的だろうと言う感じだ。
一時間くらい休憩して病室に戻ると丁度、夕食が運ばれていた。
看護師さんがベッドの頭と足を上げてくれて
食事を始める。
食欲があるので、助かる。
粉薬も二種類あったのでどうしょようかと思ったが
一つはヨーグルトに混ぜ、もう一つは汁物に混ぜてしまったが
おいしいと食べてくれた。
弟が来て車椅子を施設に持って行ってくれると言うので
お願いして
食事の後始末をして入れ歯を外して溶液につけ、歯磨きをすると
寝そうだったので、帰って来ました。

明日は、どんな検査をするのだろうかと弟や娘と話しましたが
つきそいは言われなかったので、面会時間に行くと言うことで
解散しました。