matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

食後の歯磨きは滑舌をよくする?

父が7月から9月にかけて3か月間入院したせいか、母の方がすっかりおろそかに
なってしまいました。
父入院中のある時、
父の施設に上履きを取りに行った時
父のお見舞いに加えて、父の施設と母の施設を回るのは
とても大変なのに、父が母に会いたがって仕方がない。
しかも、退院しても会いに行かれないので、退院したくないと駄々をこねると
父のケアマネさんにこぼしたことがありました。

ケアマネさんがもしかしたら、同じ建物内にあるGHに空きがあるかもと
言って下さり、
ちょっと希望を感じましたが、
母の施設に中々行かれないうちに母はどんどん食が細くなり
食べてももどすと言われ、こうやって、どんどん食が細くなり弱っていくのかと
思っておりました。行っても言葉数も少ない。
父も退院後、足が弱って、中々目が離せない状況が続いていました。

空きが云々と言われてから、いつ申し込んだのも忘れていた3月初め
いよいよ空きが出たと言われましたが、今年に入ってからますます食が
細くなって、朝しか食べず、行ってもぼおーとしているし、動こうともしない
母を見て
声を掛けて下さった施設長さんに
もう動かせるのかどうか解らないので、見てくださいと来てもらい
これなら大丈夫と言われ
やっと引っ越ししましたが、
二人が元気なうちに会わせられるのかって
結構、必死な感じで引っ越しをしました。


私としては、そんな覚悟で引っ越ししたのですが、
今日、行ったら、滑舌もよくなっているのです。

今日は、お昼前に行きました。
今日は、
やわらか酢豚と大学いも、キャベツのあえものでした。
食べる前にみんなで早口言葉のお口の体操をしてから、
メニューを確認して食べました。
やはり食事に興味を示さない母ですし、
食べたくないのか、おいしそうじゃないと言い張ります。
しかし隣の人が食べさせてもらっているのには、興味を持つので
食べさせてみましたら、ちゃんともぐもぐ致します。
もぐもぐしているうちに自分でも箸を持って食べ始めました。
みんなが食べ終わる頃には、箸は止まってしまいましたが、
それでも食べさせると食べていました。

みんなが30分で食べ終わるところを母は一時間半かかりました。
それも半分だけ。
ですが、ちゃんとご飯をおいしいと言いました。

他の利用者さんたちは、食べ終わると、席を立って部屋に戻る人が何人もいました。
一番元気そうな人は洗い物をしています。
次に元気な人たちは洗ったものをふきんで拭いています。

しかもそれが終わると今度はおやつの用意だと言って
イチゴのヘタを取りはじめました。
この日は誰かが誕生日なのだそうで、これから元気な人たちで
ケーキをつくるみたいです。

母は、お薬を頂いて、部屋に戻り歯磨きをしました。
「ゴミがほとんどついていないから、キチンと飲みこみが出来ていますね」
と言われていました。
部分入れ歯も外して掃除をしてもらって、はめ直していました。


母がこの後、昼寝をするというので
帰り
その後寄った整形外科で読んだ本で
口腔内をきれいにすると滑舌がよくなると書いてありました。
そこで気がついたのですが、母がよくしゃべるようになったのは、
舌に余計なものがついていなくて、回り易くなった?
細菌のせいで、口の動きが悪くなっていた?
引っ越しをする前は、レロレロ言って、口が回らないので、
本人もしゃべっている間に嫌になっていたような感じでした。
何をしゃべっているのか解らないのに、相槌を打ってましたが、
解らないから相槌も変だったのか、よく怒られました。
こっちに来てから日に日に言葉がはっきりして
聞き取りやすいので、ちゃんと相槌も入れられるので本当によくしゃべります。

食べられなくなったり、話せなくなったら、ご家族はそろそろ覚悟しておいて
下さいと言われていたのが、うそのようです。

また、お昼寝の時も、ちゃんとカーディガンを脱がせてくれて
本当にありがたいです。