matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

介護施設のお祭り

母が4月に引っ越してきてはじめての地域に開放されたお祭りです。

 

バザーや、焼きそば、ゲームなどがあって利用者さんが楽しめる内容になっています。

 

 

 

朝11時

さっそく母のところに行きます。

Hi!

と手を上げると

Hi!

と答える母

 

うん。今日は大丈夫そうだ。

すると、スタッフさんが来てくれて、

「あ、一子さん。起きましたか?」この施設では、朝食後、ベッドで休ませてくれる。

 以前の施設では、朝、起きたが最後、夜寝るまで、リビングで座っていたものだ

 それなので、いつ行っても、寝ていることがなかったので、母は元気だとばかり思っていた。   反省点です。

 

「トイレ介助いたしますので、リビングでお待ちください」

とスタッフに言われ、リビングへ。

待ちくたびれた父も、同じフロアーに上がって来てゲームを楽しんでいる。

父に取っては簡単なゲームばかりで、あっと言う間に終わってしまう。

 

母のトイレ介助終了後、母に

今日はお祭りだということ。

バザーもやっているので、好きなものが買える

お金については、父さまがおこづかいをくれると

いいますと

緊張した表情がくずれ、

 

「バザーに行きたい」と言います。

さっそく、母を先頭に私、父、弟の大所帯でバザー会場へ

なかなか暑い日でしたので、外でやっているバザーは、長くはいられません。

 

取り敢えず、なんだか用途が解らないけれど、きれいな色の布を購入

 

次に食事のため

待合室のようなところに、父と向い合せに座らせて

弟が食べ物を購入しに行きました。

 

父は相変わらず、何でもさっさと食べます。

母は、食べ方を忘れてしまったかのように
箸さえ持とうとしません。

 

弟が焼きそばについていたウインナーを箸に刺して

やっと食べ始めました。

その後も

この食べ方は、なんというのでしょう。

歩くのが遅いのは牛歩ですが、

食べるのが遅く、牛食?

30回どころが50回ずつくらい噛むのです。

 

そして、箸を置くので「おなかいっぱい?」

と聞くと

「まだ食べる」と言うのです。

機関銃のように話されるのも困りますが

こうやって無口なのも困ります。

 

一時間以上、やきそばと健闘しているので、

途中、綿あめも渡してみましたが、

拒否すること2回

3回目でやっと口にして、

お菓子も食べたので

そろそろ終わりかなと周りを片付け始めたら

キッと睨まれました。

 

ここでひるんだら、終わり

満面の笑みで返し、

ジュースはどうかしらと言いますと

ちょっとジュースの方を向いた瞬間、

それが消えました。

 

なかなかこうは、うまくいかない方が多いのですが

この日は無事にスルー出来ました。

 

とにかく父が母の世話を焼きたがって

 

色々勧めるのが、母の気に障るところなので、

弟と二人、それぞれを監視していなくては、ならなくて

大変でした。

特に、父の大好きなスタッフM子さんが来た時(父がヘラヘラする)は

母の怒りが体を通じて感じられて、ハラハラしました。

 

総じて無事おわり良かったです。

ハラハラドキドキ

 

母にとっては、食事しかしていない

あっと言う間の3時間でした。