matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

高血圧な父と低血圧の母

母のところで芋煮会のイベントをやると言うので
父と一緒に行って来ました。

12時からと言うことで
その少し前に着いたのですが
母が居室のまま起きて来ません

スタッフさんも二人しかいないので
時々は見に来てくれるのですが、
全く起きる気配さえしません。
しかし、朝と言うことで部屋の空気を入れ替えているのか、部屋が寒くて
母が置きたくないのも?起きれないのも仕方ないような気がします。

しかし、元気な父は
「おかしいじゃないか、こんな時間まで起きないのは、
具合が悪いのじゃないのか、なんとか出来ないのか」
と責め立てます。

血行が悪くて起きられないのかもしれないと思い
手足をクリームをつけてマッサージしてみます。
これは気持ちがいいのか、
ぎゅーとにぎった手が開いていきます。

母の他にも起きられない利用者さんがいて
スタッフは、そちらとこちらを交互に見に来ますが
12時すぎても起きません

もう中庭では、デイサービスの方たちが食事を始めています。
父は、お腹が空いたから
あっちに行って食べて来たいと言い出しました。

その気配を感じたのか
スタッフが、ご家族分の食事を取りに行って下さいとのこと

母の部屋の前で食事を取っておりますと
昼から出勤のスタッフさんが来て
母に二言三言話しかけると母が起きそうなのか、
「ちょっとお着替えしますね。」
と言われて部屋を閉められてしまった。

しかし、気配で母の機嫌が良さそうなのが解る
着替えて、歯磨きをしてトイレに行って来ますねと
言ったスタッフの向こうの母はニコニコしている。

さっきまでのスタッフは、血圧が低くて機嫌が悪いからと
言っていたので、どうなることかと思っていたのだが、
極めて普通。
食事も、リビングは、デイサービスの人で外で食べられない人が
来ていて、順番待ちだと言うので
部屋の前で私たちと一緒にすることになった。
母を起こしてくれたスタッフが時々見に来てくれて
ひざ掛けをかけたりカーディガンを着せかけてくれたりして
なかなか期限は上々

もうしばらくするとホールで音楽会が始まったということで
母はリビングに移動することになった。
父はちょっと飽きて来ていたので
コンサートの方に参加

残りの食事をしながら話をしていると
上機嫌なのか、歌を歌い始めた

頭を雲のうえに出し♪
痴呆(地方?)の山を見下ろして
カミナリ様は下にいる♪

母様、少しづつ違うよと思いながら
正しく歌っていると

ちゃんと痴呆が四方になり
カミナリ様も下に聞くになった。

「しかもカミナリ様って観た事ある?」
って聞かれた。
「ピカ ゴロゴロって奴でしょ」と
言ったら
「そうそう」とご機嫌
次にはフリまで付いた。

さっきまで動かなかった人とは思えない。
父が戻って来たところで
おやつのスィートポテトが出た。
母のところにきちっと形が決まったのが出て
私たちのは、崩れていたが、
見た目とは逆で、崩れていた方が柔らかくて食べやすかった
母のは固くてスプーンですくえず、残してしまった。

ここに来るまでは夕食は
どこかおいしいところに食べに行こうと張り切って言っていた父だが
すっかり疲れてしまったようで
グズグズと言い出したので
今度は母が怒って
「こんな人は家に連れて帰って、私はここでお泊りします」
と言うので退席した。

父は
「こんなんだったら、自分のデイサービスに行けば良かったけれど
まあ、お母さんに会えて良かった」
と言っていた。

ご家族はお手伝いするものなので、行けば見守りして下さいと言われる
至れり尽くせりの自分のホームではないのだ。
だから、うちの他は、誰も家族が来ていない。
ご家族も高齢化して来て
お手伝いがきつくなっているのかもしれない。

来月はクリスマス会とおせち作りだ
費用もかかるし、ちょっと憂鬱。