matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母の施設 スタッフ会議と利用者さんたち

義母の手術の日

夫が出かけようとバタバタしていると
母の施設から電話

母が夜中に嘔吐をしたという。

今は落ち着いて寝ていますと
言うものの言外に「一度様子を見に来て下さい」と言う感じだ。
なかなか電話が終わらない。

ついでながら、来週の外出プログラムの参加人数まできいてくる始末
整形外科の予約もあったので
午後から行きますと言って電話を切った。

スタッフ会議がありますからちょっとゴタついているかもしれませんと
言われたので
何か相手をするものを持って行く。

こういう時が一番骨折治りかけの母の行動が危ないのは、
義母の骨折をみてもわかる。

さて、施設に着くと
いきなりスタッフから
「もうハイテンションで攻撃的なんで、廊下の隅にテレビを置いて観て貰って
います。」
とのこと。
もう嘔吐のことなんかすっかりどっかに行ってしまった様子
まあ、それだけ具合は良いと言う事か。
「外にも連れて行ったのですが、落ち着かないんですよね」
嘔吐した人を外に連れて行くのか
まあ、それだけ元気?

母のそばに行って
「どう?七夕飾りでも作ろうか」
と言うと
「そうね。それは楽しそうね」
と言うので部屋から折り紙を持って来た。
さあ、飾りを作ろうと
折り紙を出し、ハサミを使って切り始めた頃
スタッフがやって来て
「一子さん(母)、お食事の用意が出来ました」
ええと私の顔をみる母
13時過ぎているのに、まだ食べていなかったのかと
思う私。

どうも、他の利用者さんが食べ終わるまで待たせていた様子。

母の食事に付き合う。
もう一人食事を始めたのだが、一人で食事が取れず、
スタッフが下手なのか、口の周りが食べ物だらけになっている。
しかも時々いなくなる。

こういうのをみると母は怒り出す。
「あの男の人がいけないのよ。ダメでしょ。解らないの。」
と言うが、
もう単語が出て来ないのか、
「○○さんの顔が変なのよ」
と言うので伝わらない。
「こっち見ないでよ」
というけれど、私には
「あの男の人がいけないの。殴ってやろうかしら」
でも、多分、スタッフだと思うけれど、初めて見る顔、
とにかくやたらスタッフらしき人は多いのだけれど、
いつものスタッフは近くに来てくれない。

母の気をそらしながら、食事を終えようとすると
その問題のスタッフらしき人が来て
「一子さんに食後の薬を上げてくれますか」と
ヨーグルトにまぜた薬を置いて行く。

「あらあ、デザートがもう一つ来ちゃった。食べちゃったら」
と母をうながすと、ゼリーを食べ、ヨーグルトを食べ
スパゲティも食べる。

食事の途中で色々持って来るから
なんかまぜこぜ

食事が終わって、
七夕飾りを作っていたら、
どうも利用者さんをテレビの前に座らせて
テレビにお守りをさせようとしているようだ。
懐かしのメロディが聞こえて来る。

反抗期のキヨちゃんだけがさかんにスタッフに声を掛けている。
そういえば、
さっき、折り紙を取りに行く時に
足を引っかけられ、つまづいた時に
「先生、握手」と
言われたのだが、腱鞘炎で掌が痛いので
「ごめんね。手を痛くしているのでできないの」と
言ったのだが、
キヨちゃんの握手は半端ないので、無理
この後もせがまれた。

10人くらいのスタッフ会議は延々と続く。
いつの間にか
キヨちゃんもスタッフ会議の中にいる。

やがて二時間くらいになりそうなので
スタッフに声を掛けて帰って来た。

私が帰る頃は、
テレビは童謡に変っていたので、母はうれしそうに口ずさんでいた。
「叱られて」は、母の大好きな歌だ。