matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母、お祭りの素人演芸に出演

昨年も近所の神社の祭礼にお呼ばれして
演芸として、GHの施設の歌える利用者さん数人で参加したが、(昨年は10月4日の記事)
母は、どうしても出るのが嫌だと言って、泣きだす始末。最後には、会場を飛び出して
私が後を追うと言う。
みなさんにご迷惑をかけてしまった。

そんな訳で、出演が決まった頃から、スタッフさんが
「今年も神社で歌を披露することがあるんですけれど、一子さんも出てくれますか?」
と事あるごとに言ってくれて
母はかなりその気に

出演者、一階3名、二階3名+スタッフ数名
なので、
出演者は、早めの夕食を取って、夕方6時半ころから移動
理事のKさんも来てくれて、
夜道を歩く。

久しぶりの経験で、利用者さんたち、ちょっとドキドキ
くらやみの中で嗅ぐ金木犀の香り

認知症になると香りに疎くなると言うが、
くらやみでは、臭覚が敏感になるのか、いい香りと言って
帰りには、その香りの元も嗅ぎ当てた。


さて、神社に到着。
母は、こういう時健脚。私と外出時に
階段も上り下りしているので、
手すりがあるのを確認
スロープの道もあるのだが、ちょっとみるとかなり混みあっている
一歩一歩確認しながら登る。

参道には、屋台がいっぱい。おいしそうな匂いがプンプンしている。
あっちの屋台、こっちの屋台を眺めていると
後続の利用者さん、スタッフ、ご家族がやって来た。

施設長が、出番を聞きに行くと
まだ45分くらいあると言うので自由行動となった。
何か買って食べても良いと言う事なので

母に聞くと
甘いものが食べたいらしい。

チョコバナナを買った。

ペロリと食べて、次の屋台を物色している。

まだまだ時間があるけれど、何か社務所で待機している間に食べられるものを
と思って、たこ焼きのところに並ぶ。

買ったら、座って食べられるように、社務所の横の待合室を借りようと言うつもりだ。

たこ焼きを買って、ウロウロしていると
利用者さんを連れてウロウロしているスタッフさんに会うが、このスタッフさん
解散する時に、確か飲み物を買うと言っていたはず
まだ社務所に入れないのかなと
思いつつも
中をのぞくと利用者さんたちが数人ご家族と共にいるのが見えた。

母には、
「キヨちゃんが中にいるのを見つけたから、きっと中にはいれるよ。
中に入って、たこ焼きを食べようね」
と言うと
靴のまま上がろうとする。

この頃、こういうことが多い。面倒なのかと思っていたら
靴が取られたら困ると言う。

私が、ちゃんと隠しておくからと言って脱がせて広間へ
畳みに座れるのに、
みんなが椅子に座っているのを見ると
椅子がなくちゃ嫌だと言う。

みんながいるのに、たこ焼きも独り占め、イヤイヤ私とシェアだけれど、

そのうちに飲み物を探していたはずのスタッフがたこ焼きをいくつか買って
入って来た。
母はそれも貰う。

それでご機嫌になったのか、出番ですよの声に
さっさと椅子を立って舞台へと向かう。
母が先頭で、横一列にならぶ。
スタッフさんが、マイクを持った利用者さんの横につく

母もマイクを持って歌いだしたが、
そのうちにマイクで拍子をとりだした。
「りんごの唄」を四番まで歌った。

さすがのキヨちゃんは、一番前
私も一緒に出て下さいと言われて、母の隣で参加。

他の利用者さんのご家族が観客席で写真を撮っていた。
うーん。私は、あっちにいたはず?

観客席からは、どんなふうに見えていたのかな?