matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母の健診 神経科 その後のランチ

二つ目は

個人の病院なので、前回、車椅子で行った時は
車椅子から、診療所に入れなくて
院長先生が足に車のついた普通の椅子を押して玄関まで出迎えてくれました。
それなので、
今回は、母が車椅子には乗っているが一時的に乗っているだけで
歩けるのだと解らせるために
診療所の前まで車で行こうと思い
夫に運転手を頼みました。

それはそれで良くて
診療所の玄関からは、体を支えてやると歩くことが出来ました。
ただ、スリッパに履き替えさせるのは危ないので
靴下のままでいると
それをすごく気にしていましたが、
それでも優しい先生なので和んだまま診察を終えることが出来ました。
先生はふつうに普段の生活を聞いているようで
顔つやの色がいいね。随分若く見えるよ
なんて、母が喜ぶようなことも織り交ぜて話してくれる。
でもお薬は長い間メマール5ミリだったので
ためしに10ミリにしてみることにした。
この頃、自分の名前とか、住所が書けなくなっているし。
帰りにも、椅子のまま玄関まで行っていいよって言って
玄関を出るまで見送ってくれた。


帰りはまた夫に迎えに来てもらってランチに行ったのですが、
母がお寿司が良いと言ったのに
夫が、
「施設の近くだと時間がどうなんだろう。早く決めてよと言い出しました」
確かにまだ11時を少し過ぎたところ
13時くらいに戻りたいので
そこまで時間を費やすのは無理かなと思い
ちょっと離れたところに行きました。

そこで案内されたのが一番出口に近い場所
人が出入りする度に車椅子にひっかからないかと気になりましたが
お店の都合もあるかと思いそこにしました。

案の定、こどもが走り回るので
母はハラハラドキドキ
気を紛らわせようとタブレットで動物の動画とか見せていましたが
母は後ろが気になって仕方ない様子でした。

そして夫は何を思ったのか
母の真ん前の席に座ってしまいましたの。
いつもは私が前に座ります。
その方が何かと対応できるからなのですが、
夫は食事が車での間、スマホをいじったきり
それと注文も普通の食事を取ってほしかったのに
クリームの沢山乗ったパンケーキを食べたいと言い出すので
食事が来た時に、母がそれが良かったと言い出しそうなので
他のものに変えてもらいました。
施設に帰った時に、食べたものを言わなければならないからです。

食事の前も食事中も全く口をきかない夫
食事が終わるとさっさとトイレに立ったものなので
母が
「今の人は誰なの?ブスッとしてどこのオジサン?」
って聞くので、一生懸命説明したのですが、
帰って来た時に
「あなたはどなたさんですか?」
と聞いてしまいました。
夫も、ああボケているんだなと思ったのか
「運転手ですよ」
なんて返答したものだから
「なんで運転手が同席しているの。そんなところに座るなら私は
一人で帰ります」
って言い出しました。

確かに
一緒のテーブルにいるのに、(体型の問題ですが)ふんぞり返って何もしゃべらない。
時々、母の隣にいる私に指図する
何者なのだと思ったようです。

私も、夫の前でポテトを手づかみしたり珈琲に入れるクリームをお皿にたらしたりする母をそれとなくサポートしていたのですが、
夫がいなければ、もっと母の勝手にさせていたかもしれないので
不穏な空気を感じたのでしょう。
とてもイライラしているのが解りました。

ついに夫がお店のスタッフにお皿を片付けるように言ったので
もう帰るしかないなと思い店を出ました。


そして施設について
車から母をおろし
車椅子に乗せて施設の玄関に入り靴を履きかえてエレベーターで上に行き
手洗いうがいをすませて
みんなのいるリビングに連れていくと
母がにこやかにしていたんです。

いつから母の機嫌が治っていたんでしょうか?
うがいをさせている時に
うがい薬の入った水を飲んでしまった時に
私が
「あら、飲んじゃったの?」
って言ったら
「ああ、おいしかった。いけなかった?」って無邪気な顔をしていた。

でもスタッフのところに行った時に穏やかな顔をしていて良かった。
診断の様子、薬の説明などしている時も
ニコニコしていた。ほっ!

帰りに夫に
しこたま怒られた

お母さんはお寿司が食べたかったんだよ。
それなのに、おまえが珈琲飲みたかったんだろう。
まずい珈琲屋に連れて行ったから機嫌が悪くなったんだよ
寿司屋に行けば、手づかみだっておかしくないのに
おかしかったじゃないかって

うーん。ところどころ違っているけれど、
母がにこやかになってから帰って来られて良かった。
やっぱり夫にはてづだって貰ったらダメなんだ。

そういえば帰る時に娘の話になって
蜜ちゃんてイイコだわよね。誰の子かしら
親の顔を観たいわって
「私の娘よ」って言ったら笑っていた。

冗談好きだから冗談なのか、本当にわからないのか、
でもそんな会話が出て良かった。