matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

認知症の皆さんと音楽会、芋煮会

母の施設で芋煮会があり
娘と二人で出席

南アメリカアンデスの音楽が催されました。
チャランゴ5コースで複弦の10弦である。アルマジロの甲羅で作られることもあるが、現在は、ワシントン条約等によって、、木製が主流になりつつあります
マンドリンペルーのマンドリンは、1、2弦が3本づつ、3、4弦が2本づつの4コース計10弦
ギター…世界中で一般的に使われている『クラシック・ギター』と同じ。
ケーナアンデスの古くから伝わる縦笛
サンポーニャ長さの違う管を音階順に交互に二列に並べ、束ねられた笛
チャクチャ…羊の爪を糸で束ねたものとジャングル(アマゾン)の木の実を束ねたものと2種類ある、リズムをとる楽器

このグループは、以前にも野外できいたことがあるのですが、
室内だと、音が大きくて耳をふさぐ人が出て来た。

密閉性のいい部屋で、隣にいた利用者さんは、
「天井が低いせいで
音がこもる。決していい音とは言えないから
私は拍手しない。あなたも耳を押さえないと耳が悪くなるわよ」と
教えてくれた。

認知症の人は音に敏感なのだろうか?
音楽をやっている人だからだろうか?中には耐えられずに
後ろの席にしてくれと移動する人

これは、考え物だ。
利用者さんに良かれと思ってやっていることが苦痛になっている。

一曲するごとの説明も長い
やはり隣の方が
「何を言っているのかわかりますか?要約してくれませんか?」と
言われましたが、長すぎで私でも解りませんでした。
ただ、ジャランゴという楽器がアルマジロを食べたあとくりぬいて作られたものだとか
ケーナは、竹の一節を笛にしたものだとか言うのはわかりました。

同じ楽器を演奏する側として勉強になりました。

母の知り合い(デイの利用者さん)も沢山来ていましたが、夏に会った時は
解っていたようなのに、解らない様子でした。
ただ、母はデイのスタッフには、手を振って、嬉しそうでした。

50人くらいいる利用者さん。
知った顔は約3人くらい。曜日の加減もあるのだろうけれど、
来年の春の外出行事の時に今年のように、楽しく歓談できるのだろうか?


GHのご家族の方たちは、その音楽会が始まる前のこと。
お昼ごはんが済むと帰られた方
お昼のお手伝いに回って、利用者さんが、なんでこっちに来ないのかしらと言っている
方(この方は、お嫁さんで実の息子は、一度も観たことがない)
奥様、娘さんたちと大勢に囲まれている方
母は、その様子を見ていて、自分も世話をする側と思ったのか、ミキサー食しか食べられない人に、おにぎりを渡している。
娘があわてて、母のところに飛んで行った。

食事が済むと母は、
「食事が終わったことだし
私は帰ります。あなたたちはゆっくりして行って」
と外に向かいました。
わたしには、
「お手伝いしていなさい。私は大丈夫だから」と言うので
娘が、
「私も外に行きたーい」とついて行ってくれました。
どうも大勢の催しがダメのようです。もしかしたら、デイサービスの人たちだけで
集まっているのを見て、仲間はずれにされているような気がしたのかもしれません。
そとに行くと言ったわりには、そのデイの人たちがいるところを遠くから眺めていたらしです。
やっとスタッフが気がついて、音楽会が始まりますから参加してくださいと
いって、音楽会の会場に行きました。
家族を見失った利用者さんもついて来ました。
後からご家族の方も来ましたが、演奏のあとでおやつになるとまた手伝いに
行ってしまって、その利用者さんは、片っ端から人のお尻を触っていました。
穏やかな人がいる反面、感情を伝えたくて、行動を起こす人もいるようでした。