母と帽子と桜と
母を歯医者に連れていくために
施設に迎えに行きました。
一年点検のため
歩きです。
日ごろ、車で通っていた道がこんなに遠かったなんて…
8時半に夫に最寄駅まで送ってもらって出発しました。
9時半到着、順調です。
母が、帽子を
かなり編んでいました。
待ち時間に、最後の部分をまとめたら
きっといい帽子が出来上がると思っていたら、
今回の診療は、早く終わって
歩いて駅まで戻りました。
約一キロ超
道沿いの桜がきれいだったので、
なんとか歩けました。
ドトールでコーヒーを飲みながら仕上げ
私が仕上げているうちに新しいのを編みたがるので
近くの手芸やさんであたらしい毛糸を買いました。
出来上がった帽子
夫に見せたら
変な色の組み合わせだと言いましたが
私は、
使えそうなものが出来て
みんなに誇りたい気分になりました。
さっそく弟にもメールしました。
弟からは
見事!
と言う返事をもらいました。
認知症になる前なら
もっと手の込んだ売っているものより
りっぱなものを作っていましたが
もう何も出来ないと思っていた母が
ここまでのものを作ったのは
感激のただ一言です。
はやく施設のみんなに見せようと
またまた歩いて約一キロ弱
施設の場所もちゃんと解りました。
「手を動かしているからかなあ」
なんて、解ったことがうれしそう。
車がなかったので、今回は家に帰るまで4,5キロ歩きました。
でもダンナ様は、
ソファアに寝たまま、色々と呼びつけます。
その挙句、歩いて車を取に行こうって、
約4キロの道を歩いて取に行きました。
もうほとんど足が棒のようでしたので
途中からは
ダンナには、
先に行ってもらいました
途中
もう、五時を過ぎていましたので、
夕陽を浴びているのでしょうか。
ちょっと色が変ですが、
大木で
とてもきれいでした。
見事な大木でしたが、
よこやまの道のはずれでしたので、
大勢の人に観られることもなく
ひっそりと咲いておりました。
いつか、先に行った夫が車で
ピックアップしてくれるかなと
携帯電話をにぎりしめて
車やさんに向かいましたが
いよいよ建物に入るところで
夫がはるか遠くから
手を振っている。
道を間違えたそうです。
やっぱり宇宙人でしょうか。