matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

避難体験オペラコンサート

舞台好き、映画好きの私としては
有事にそなえて
こんな催しに行って来ました。
 
場所は京王新線初台にある 新国立劇場 オペラパレス
 
いやあオペラって高いですよね
その上、イタリア語とかで歌われたのでは、
なんかぼぉーっとしている間に終わってしまいそうで
なかなか敷居が高かったのですが
 
どうやら、演目の途中で、地震発生、緊急避難になるらしいですが、
詳細は知らない方が面白い  かも。
 
なんかこういう時に限って、前方の中央席
舞台なら、やったね。なんですが、
避難するとなると、逃げ遅れそうな場所
 
さて、一通りの説明が終わって演目が始まり、
わりとすぐに地震がやって来ました。音楽が流れている後ろの方でドド、ドドという
地底からとどろくような音
これが合図かなと思っていたら、
後ろの方から、ざわざわ声が聞こえて来る、なんの騒ぎなのか、仕込みなのか
聞き取れない声
後ろを見回すと1000席以上もあるのに、みんなも静かに状況を把握している様子
しばらくすると、劇場スタッフがそのままでお待ちくださいというような声がなんとか聞き取れた
10人くらいのスタッフがそれぞれに注意を促しているらしいのだが、
みんなで声をだしているから聞き取れない。
そのうち実況中継をしているような男の人の声が聞こえて
みなさん、安全を確保して頭に荷物などをおいて待機していらっしゃいます
なんて言っているようだ。
こういう時は男性の落ち着いた低い声の方が聞き取りやすいのかも。
 
またしばらくすると、震源地と震度を伝える声、
この劇場は、震度7にも耐える設計ですが、念のために避難していただきますとのこと。
で、避難開始
 
中央なので、右が左かも悩むところだが、
前方、再度の扉には、人が集中していて、真ん中のブロックから出るのがやっと
この扉の大きさが問題なのではなくて多分通路がせまく坂道なので、逃げずらいのだと思う。
そこで
後ろの扉に行く事にした
後ろの扉までは、階段だし、すぐに非常口につき、
またトイレに行った時に目に入った外への通路もどこにあるかわかっていたので
行動をはじめたのが遅かったにも関わらず
早い時点で外に出ることが出来たようだ。
 
ただ、このあとの指示がよく聞こえなくて
しかも狭いところに集められたものだから、避難体験と言え
不安と厚さで、それぞれが話さずには、いられない状況
 
結局、近くにスタッフが来て
避難訓練は終わりました。劇場の正面に集まって下さい。
移動するときは、向こうに見えている集団とも合流しますので、落ち着いて
行動してください。
とのこと。
 
なんだか劇場の正面に着いてみれば、劇場支配人がよくみえる場所
話もよく聞こえて安心したが、
この広場に避難した全員が入りきらなければ、ならないようで、
時々劇場スタッフが前に詰めて下さいとやってくるが
みんな礼儀正しいのか、前に並んでいる人を越えないようにするため
なかなか詰め切らない。
ちょっと理由を言ってくれたら、みんな協力するんじゃないかなと思うが
憶測なので、足半分くらい前につめた。
支配人が
今、09分なので、30分まで休憩にして演目を続けますと最初に
言ったが、
後ろの方に移動しているうちに30分までの休憩にします
だけになっていた。
 
自分たちは20分くらいの休憩だとわかったが、後ろの方の人たちは
携帯の電源も切って、時計もなかったら
わかるのだろうか?
 
こんな避難訓練だけれど、着物の人も、ご高齢の方も、杖をついた方もいた。
意外にも、
訓練おわりで
正面入り口からオペラパレスに行くまでの道のりが案外危なかったような気がした。
 
でも、いい経験だった。
オペラも新国立劇場オペラ研修生修了生たちの色々なオペラの抜粋だったが
上手だったし、楽しかった。
アンコールは、「椿姫」から乾杯の歌
避難訓練もうまく行って、本当に乾杯 ですね。