matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

美術館は、障がい者のつきそいも無料なのですが

父が行きたかった美術展
レオナルド・ダ・ヴィンチに行って来ました。
モナ・リザの時もそうでしたが、
今回も
目玉の「糸巻きの聖母」だけの為に並んだような気がします。

父の障害者手帳も伊達ではなくて
本当にイヤホンガイドも目いっぱいにしても聞こえないくらいなので
私の分も借りて
イヤホンガイドのガイドをしたような状態

その上
絵を見ながらずっとおしゃべりをしているグループがいて
父がそれをガイドの音
(しかも彼女たちは、イヤホンガイドをしていないので
解釈が間違っている)
と聞き違えるのか
トンチンカンな質問をするので

思わず
振り返って
出来うる限り大きな声をださないようにしながらも
「うるさい」って言ってしまいました。
一人の人と目が合いましたが
聴こえなかったのかもしれません。
おしゃべりがやむことはありませんでした。

人ごみの中で イヤホンの音と 父の声を聞きとり
人に迷惑にならない程度の声で伝えなければ
と思っているのに、
それに追いかぶせるように
後ろからしゃべられると
神経がまいってしまいます。

何人のグループなのか、場所をづらしてもづらしても
そのおしゃべりグループから、離れられない。

いよいよ糸巻きの聖母のための列に来ると
「あらあ、どこにいたの?」
「列がすいているうちにと思って、先にこっちに来ちゃったのよ」
私たちの後ろの方からの声に
随分前にいる人たちが答えます。
「誰それさんたちは、どこにいるのかしら」
「出口に行けば会えるんじゃない?」
こうなると最低でも6,7人はいるようです。
おしゃべりをしながら列を崩すので
父と離れてしまいました。

「連れですので通して下さい」と
父の隣に行きましたが
最近の補聴器は、見た目でわからないほど小さいため
いくら父が
首から障害者手帳を下げていても
わからないかもしれません。
付き添い人バッチとかほしいですね

同様に
この江戸東京博物館には、電車を乗り換えて行きましたが
この90歳すぎの父を いかに 負担なく 
乗り降りさせるのが
大変なのか

何歳から座れるのか 皆さん、見た目がお若くても
年齢が行っているのかもしれませんし、
どこかがお悪いのかもしれません。
空きがでるまで待つ
それまでは、混んだ電車で父が倒れないようにと
未熟者もの(電車不慣れな)の私が支える

乗換のエレベーターでは、よく利用している人たちが
さっさと乗って
ヨチヨチ歩きの父は
とんでもない時間をかけて
エレベーターまで移動
どうしてみんな、あんな柱の影のようなところにあるのでしょう。

エスカレーターも見つからなければ
父を支えながら、階段利用
上がったところにエレベーターを見つけると
なんだかやられたな気分

でも父が、博物館の出口でカメラを向けると
「糸巻きの聖母」のマネをしてポーズを
してくれたのは、
喜んでくれたからと解釈して帰宅。

おやつ時間には家についたのに
どっと疲れて何もする気にならず、次の日
父が元気かどうが電話で確認してやっとホットしました。