matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

認知症の人の頭の中

認知症の人が具合が悪くなると
 
まあ、今回は下痢と言うことで症状が出たわけで
見守り人の私としては、
母が下痢をしなくなれば解決、完治ってことになるのでしょうか。
 
でも、下痢をした当日
朝、出かけようとしたら下痢をした。
しばらくしたら収まった。
熱もなく、元気。腹痛もないようだ。
 
で、デイサービスに行かせることにした。
ただ、下痢をしていることは伝えたが、その日のデイサービスの昼食がハヤシライスだった。
下痢をしている人にとっては刺激的だったかも。
 
で、食事後、下痢と嘔吐をしたらしい。
ベッドで寝かされていた母は、いつもの顔だったが、
車でご家族が迎えに来ていますよと言われた時
 
本人は訳がわからず、どうしたらいいか解らないでいた ところ
車椅子で搬送された
と言う事かもしれない。
車の中では元気だった。
 
が、本人に何を確認したらいいのだろう。
 
大丈夫?と聞いてもキョトンとしている。
気持ち悪くなったら言ってよと言っても
まあご親切に
くらいにしか思っていなかったのかもしれない。
 
病院でもハキハキ答え、ウィルス性胃炎と言うことになった。
 
 
この一連の騒ぎで、本人は疲れたのか、トロトロ眠そうなので、
水分だけ、マメに与えて、掃除(消毒)に専念
時々母の様子を見に行く
 
お腹が空いたという度に水分を与えたり、ゼリーを与えたり
ほおっておくと厚焼き卵をつかんでいたり、パンをつかんでいたり
 
事情を話して、消化のいいものに変える。
 
自分の体じゃないから大変だ。
 
もしかしたら食べられるのかもしれないが、
お腹は痛くないけれど、気がついたら下痢をしましたじゃ困るので、
様子を見ながら与える。
 
これが母だからいいけれど、例えば夫だったらどうだろう
下痢をしていたって、関係なく食べる。
食べさせなければ暴れるだろうな
と思う
 
そこで、私もつきあって、水分だけ取る
 
こういう事を繰り返していたら、
だんだんわかって来た らしく
デイサービスに迷惑をかけてしまったのではないかと気に病むことが多くなった。
 
 
二日目の夜、おかゆで夕食を取り、母が寝てから自宅に帰宅
朝、通り道の梨園で箱詰めの梨を買って
デイサービスに届けた。
 
そして実家に着くと、朝はパンを食べたらしい。
で、
今日はデイサービスに行かれるよねと聞くので
行かれないいきさつを話すと
またデイサービスに迷惑をかけたのではないか
もうどんな顔して行ったらいいのか解らないというので、
ここに来る前にご挨拶して来たと言ったら
 
よくぞ気がついてくれた。誰に渡してどんなやり取りをしたか
入念に聞き
安心したのか、それからは、ちょっと病人らしく直そうという気が
ちょっとするような気がした。
(いきなり食べ物をつかまなくなったし、言うとすぐに手を洗うようになった)
 
気になることは、頭に残るのだろうか
覚えられない事、忘れても、どこかで残ってしまう記憶
 
嫌な記憶ほど残ってしまうような気がする。
 
良い記憶の方がすぐに忘れてしまうような気がするが、
昨日あたりは、
そろそろデイサービスに行かれることがわかったようで、
デイサービスの支度をするとか、
御台所も手伝うと言って来たり、なんか変化が見られた。
 
今までショートステイに行っても、行っていたことが解らないといって
話すことがなかったが、
御台所をしながら話し始めた。
 
いま、行っているデイサービスは、お泊りも出来るのよって
しばらく行っていないから、遅くまでお友達と話をしたいって
お泊りをすると、
寝るギリギリまで話をしていられて、母は話が上手だから、もっとお話をしてくれって
みんなに言われるって
 
今まで語られなかったショートステイ先の話がちょっと聞けた瞬間でした。
 
 
追加  母に「梨は施設長に渡したよ」って言ったら、名前が解った。
     次々に施設で働いている人の名前が出て来て、びっくkりした。
     突然、記憶がよみがえるのか?
     しかし、その後、「テレビでも観ていて」と言ったら、リモコンが押してもテレビがつかないと
     いうのでみたら、エアコンのリモコンだった。
     「白いのじゃなくて黒いリモコンでやってみて」と言ったが
     すぐそばにある黒いリモコンが見当たらなかったようだ。
     認知症の人の不思議