matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

奥山佳恵の介護生活から学ぶこと

この前の記事で書いた「幸せなひとりぼっち」主人公の奥様の笑顔が誰かに似ているなと思っていて気になっていて気がついた。
奥山佳恵に似ているなと。

いつだったか、彼女の次男さんがダウン症で介護生活をしているというのを
テレビで観たが、
もう唖然とするほど、家庭が明るくて
この次男さんが
驚くほど可愛らしくて
こういう症状を持った子供は表情が少ないと思っていたのに
メチャメチャ表情も豊かで驚かされたことがあった。

この症状を持った子供は
顔に症状が出てしまうので、親よりも同じ症状を持った子供たちの方が
親戚かと思うほど似てしまうので
外で出会ってもすぐにわかるのだが、

いつだったか
母と外出した時に
車椅子に乗ったダウン症の子供に出会った。
母が
「可愛いわねえ」と声を掛けると
とても喜んで微笑み返してくれた。
その子のお母さんも、そんな風に声を掛けられた事がないからと
いつまでも母にくっついていた。
心が通じ合ったのかしばらくやり取りをしてから名残惜しそうに
別れた

その時も、普通に接すれば笑顔を返してくれるんだと
思ったものだが、
奥山さんの次男のそらくんは、
それ以上に表情が豊かだし、話す言葉もなかなか楽しい。

奥山さんの長男くんが言っていたが、
そらくんは、ただ、発達の速度が遅いだけで
それだけ長い間可愛い時間を味わえる
って。

それを体現したかのように可愛らしさを独り占めしているような可愛らしさだった。

奥山さんがギュッとしていいって
そらくんを抱きしめる

愛されているという実感が
そらくんの表情をこんなにも柔らかくしているんだなと思った。

認知症の人だって、接する私たちが顔をこわばらせれば
表情を無くしてしまうだろう。

合わせ鏡だと思って
心からの笑顔を届けないと