matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

もう解らないの?

母の定期検診

早い予約時間でなんども施設のスタッフから
確認があったのに
行ってみたら
まだ起きていなかった

ちょっと大急ぎで支度をしてもらって病院へ
したがって朝食は取っていない

しかし朝早い予約だったせいか
10時半には終わった

そこで母の希望を聞くと
神戸屋へ行きたいとのこと

念のために他の店の名前もあげてみたが
洋食が良いと言う
まだ選ぼうとすることができるのがうれしい。

そして環八沿いの神戸屋
ここは、天井が高くて人の話す声が聞こえにくく
また環八を眺めることが出来て
母は機嫌よく食事をする
ただ かかった時間は二時間近く
施設から午後は往診があるので
そろそろ帰って来てほしいとの連絡があったくらいだ

そこで
ハンバークのデミグラスソースまでパンで絡めて
食べていた母を切り上げさせて
外に出た。

それにしたって中々食事を完食しないと言う聞いていた
母なのに、全て平らげ
私の野菜も少し分けたのに
見事完食


車椅子を押して駐車場に向かう
車椅子から車に移動してもらおうとした

ちょっと車椅子の位置が車から離れていたが
二歩くらい歩いてもらおうとした

いつものように車の前で向きをかえ
お尻から入ってもらおうとしたら
車の前の張り紙に気がついたらしい

「当駐車場での事故・盗難等のトラブルに関しては一切責任を負いません
周りへの迷惑になるような行為はご遠慮下さい」
のような文言が書いてあった

母はそれが気になったのであろう
後になって考えると

移動の途中、車へのステップの補助として私が下から支えようとしたところで
私の手の上に座り込んだ
強盗がいるらしいとか、
迷惑をしてはいけないと書いてあるのに、何をするのかと
必死の抵抗

車のステップと母のカラダの間、まあそれより椅子にややお尻がかかっている感じだが
そこで体重をかけられてしまった
車の椅子は少しヘリが上がっているので中に入るより外に落ちてしまいそうな
体勢

「ちょっと立ち上がってくれる?」
って言ったら
「それが出来ないでいるのに、見殺しにするの?
気をつけるようにって書いてあるじゃない?」
「ちょっと膝を伸ばしてくれるとか、足に体重をかけるとか
出来ないの?」
「なんでアカの他人がそこまで命令するの?早くどいてよ」
「どければどきたいのだけれど、母さんが私の腕の上に乗っかっているから
動けないのよ。子供が痛い目にあっているのだから協力して」
「私はそんな子供を産んだ覚えはありません
私の子供はもっと小さいのよ。蜜ちゃんとタバサちゃんとタキシードくんよ」
へえ
それは私の子供たち
それならば携帯で助けを呼ぼうかと
「私のリュック取って」
「なんであなたの言うことを聞かなくちゃいけないの?」
途方にくれていたら
若い男性が声を掛けてくれた
「どうしましたか、何か手伝いましょうか?」
でも、母を持ち上げてくれとも言えず
大丈夫ですと言ってしまった。
しばらくすると
初老とご夫婦が駐車場に
絶対に無理と思ったら
声を掛けてくれた
状況を把握すると
母をお姫様だっこして席に座らせてくれた
もちろん、私もできるだけ下から上に向かって持ち上げた

でもまだ母のカラダはドアに向いている
かたくなにその位置を維持している母
でもそこまで来たらもうなんとか出来るので
お礼を言った

母の位置を直して施設へ
施設までの間に母の機嫌を直そうとしたが、
私のことを娘だと認めないで抵抗をしている
シートベルトさえ、
私を縛り付けるの!
と言う始末

また施設に着いたところで一悶着

もうこれからは、介護タクシーを使うか二人で補助するしかないのかな。