matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

若年性認知症

最近、認識されてきたのか、
施設に入り易くなったのか、
入居していても人前に出ることがなかったのに、出られるようになったのか、
 
ボランティアコンサートをしていて
よく見かけるようになりました。確認をしていないので、多分と言う範囲ではありますが。
 
そういう時に思うのです。
高齢者向けにばかり曲を用意していたなって。
 
コンサートをしに行くと若いスタッフさんが司会をしてくれることがよくあります。
これも実習の一環なのでしょうか。特に若い方が担当することがあります。
「夏は来ぬ」など、口をそろえたように「なつは、こぬ」と
読みます。
 
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
 
まるで意味不明のことを利用者さんが声をそろえて歌うのですから、
不思議でしょうね。
私たちは、弾く立場ですので、卯の花が白い花だとか、
そこにほととぎすが来て、鳴いている様子など知らないメンバーがいれば
教え合ったりしながら、弾きますので、初夏の様子だとわかります。
 
そんなスタッフさんが
進行表を見て
「次はサザンのTSUNAMIですが、みなさん知らないでしょうね」と言いました。
ちょっと打ち合わせをしてくれたら、
2011年の前から練習していた曲で、東北大震災があったので弾くのを控えていた曲で、サザンの復活もあり、震災から3年が経ったと言うことでそろそろ私たちも解禁しようと言うことになったのがわかったと思うのですが…。
 
しかし、若い入居者さんには、とても喜んでもらえたようで、持って来て良かったと思いました。
 
若年性の方たち(多分)は、皆さん、えてしてアクティブで、入居者さんたちから可愛がられているのか、
明るい顔をしています。
TSUNAMI以降、ずっとうれしそうに拍手してくれていて良かったです。