matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母が脱水症

先週から母は食事があまり喉を通らないらしい。
火曜日に、訪問に行きたいとスタッフに電話すると
夜中に前日食事もしていないのにもどしたので、一日様子を見たいとのこと

しかし、その夕方には、ウィルス性ではないとのことで
会えた。

そして昨日
また二日ほど食事を取っていなくて、水分もほとんど取れていないので
医者に見せてもいいかと言う連絡

こちらとしては、
火曜日の時点で
ウィルス性かどうかということで医者に見せているのかと
思ったので、
もちろん、すぐに見せて下さいとお願いした。

そして少しでも食づけばいいなと思って
バナナとヤクルト、マフィンと御煎餅も持参した。

行くと母は点滴に繋がれていて、
生理食塩水を点滴中
看護師さんが、この点滴が終わるまで2,3時間いてもらえるかと
言う。

私が着いたのが、11時を少し回っていたので
1時半までならいられると承った。

こういうところ、少し早めに行っておかないと30分くらいはずれる可能性が
あるしね。

母はテレビで美しい日本の曲とやらを見ていた。
その画面にイチイチ疑問が生じるらしく
雪の歌では、
なんでスキーをしているのとか、まあそんな疑問だ。

そのビデオも終わったところで
喉が渇いたでしょとヤクルトを薦める。

それから持参したマンドラ(マンドリンの大きいもので低音を奏でる)を
出し、まずは、
きよしこの夜」を弾く
うまく歌ってくれた。
点滴のことも忘れたように手も動かさないでくれる。

続けて童謡を
持って来た高齢者向きの歌の本から
次々と弾く
初見の曲もあるので
フラットとかが多く難しい曲はパス

秋の曲、冬の曲をいくつか弾いて
古い曲を弾いていたら
「ちょっと違っているね」と指摘された。
古い歌謡曲は、意外にリズムが難しい。
言われてみるとうまく弾けると拍手が来る

歌ってくれる曲、4番まで歌ってくれるのもある。
4番まで歌ってくれるのは、思いがけず
楽だ。
2番、3番と弾くうちにこっちもうまくなるからだ。
12時半くらいまでは、他の入居者さんたちも一緒に歌ってくれて
いたが、食事の時間となって、お手伝いに行く人
食事に行く人が出て来た。

母が不機嫌になる時だ。
すかさず、また
「歌を歌って喉が渇いたでしょ」とヤクルトを薦める。
何本飲んだか覚えていないので、都合4本飲んだ。
持参したバナナも見つけて半分くらい食べた。
認知症でも一時間以上、歌を歌ったり聞いたりしていると
飽きて来るのか
他のことに目がうつる。
私の着て来たコートを手すりにかけて来たのだが
それが母の視界にはいるらしく
「誰か、外に落ちそうよ」と言うので
コートを救出して来た。
他にも
「メガネの人が倒れている」と言う
どれを指しているのか解らないが
持って来たおかしの袋が日に当たっていたので
それも近くに持って来た。
「ありがとう、日にあたって悪くなりそうだったわ」
と言うと満足そうだった。
まあ、結果オーライかな。
点滴が200mgを切ったところで看護士さんがやって来て
「ちっとも減っていないわね」と言うので
「いや、よく見てください半分にはなっています。」
と言ったが、
帰らないように釘をさされたのか。
一時半になって、100㎎も切ったので、
「あと15分くらいだと思いますのでお願いします」
と帰ることを伝えた。

母にもまた来るねと言って車に戻ったところで
忘れ物に気づき、取りに戻ると
「母が、あの人誰」と私のことをスタッフに聞いているのが聞こえた。

朝はスタッフが点滴を固定しているところに現れた私を
「あ、娘が来ました。」
と言ったのにね。
必要なくなると忘れるのかも。