matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

デイサービスのお試し

母の病院でも申しましたように、
母が夕方逃亡してしまうのは、
父が言わなくてもいいことを根ほり葉ほり聞くためかと
 
私たち姉弟も頭を悩ませて来ました。
 
認知症とわかった家族を抱えた皆さんがお悩みのように
うちも、母がそれと分かった時に
色々大変でした。
 
_______________________________________________母が認知症と分かったころの話_____________________________________________________________
 
弟のお嫁さんのお父上がすでに介護サービスを受けていたために
弟が
母たちに
介護認定されると言うことは、自分たちが40歳から払い続けてきた介護保険料と言うものの
見返りなんだ。
当然の権利なんだから
65歳を過ぎたらサービスを受けたらいいんだと言うことを
熱心に話してくれました。
 
こちらもそんなことはチンプンカンプン
取りあえずは、母とあんしんすこやかセンターなるところに何度か足を運んで
親子けんかさながらの修羅場を経験
まだ母はしっかりしていたので、
あんすこの方が
弟の方に
私が母をそういう施設に無理やり入れようとしているのではないか、
そういう親子けんかの仲裁のためには、役に立てないので施設も紹介できないとまで言われ
それでも、
母と私
弟と私
私一人
と何度も相談にあがり、
取りあえずはデイサービスのお試しを受けるところまでこぎつけました。
 
弟の方は父の方の説得を着々と進め、まずは家の危ないところに手すりを取り付けるなど
介護サービスの良さをわかってもらえるような方向で頑張っていました。
 
私は、母と、高齢者になると食事サービスを受けられるところがあると言って
あちこち(デイサービス)に連れ出しました。
 
認知症の少ないところでは、母の症状に気づかず、母の施設の紹介とか、
説明を始めてしまって、今度は利用者さんを連れて来て下さいなんてところもありました。
 
まるでレストランで食事をするような施設もあって、母が関心を示し始めました。
特に歌を歌うところでは、かなり楽しそうでした。
ただ、車椅子の方や、ベッドに寝たきりの方が目だつところでは、
嫌そうなのがわかりました。(逆にそういう方は、ただ元気でとんちんかんを言っているような母のような
認知症患者は、イヤかと思うのですが…)
そんな訳で、全部手作りで食事を作ってくださるところに決めかけていたら、
ここは、食事が終わると利用者さんが電子ピアノを弾いて歌を歌うし、百人一首とかするのですが、
スタッフさんが常時8人に対して一人しかいません。
食事に手をかけて、食事をつくり終えるまでは、自主行動、
みんなでテーブルを囲んで話をしているだけなのです。
食事が終われば2人か3人になって色々と世話をしてくれるのですが、
話に入れない人は寝ていたり、かなり軽い人でなくては、無理かと思われました。
 
次に行ったところは、前のところも4時間程度でしたが、ここも食事と簡単な体操
ただ、食事になるまでは、スタッフさんがつきっきりで、話の進行を考えてくれていました。
 
そこでしばらくそこにお世話になったのですが、迎えに来る人が代わってしまって
おうちの人がバスまで送り出して下さいとか、連絡帳を無くさないでくださいと言われて
クビになってしまったのです。
と言うか、そういうことが出来ないのならやめていただくしかないですねと警告されていたのです。
その頃は、デイサービスに送り出すのがかなり大変でした。
 
トラブルのことをあらかじめケアマネさんに言っていましたが、全然話に乗ってくれず、
ケアマネさんがお仕事をやめられるのを期に新しいデイサービスを見つけ
ケアマネさんも新しい方に代わり今に至っています。
このころが一番大変で、あんしんすこやかセンターの方がかなり動いてくれて
保健婦さんも派遣してくれました。
*************4年くらい前のことです。******************
 
 
______________そして現在________________
また母の逃亡さわぎに
弟が動いてくれました。
父を説得してデイサービスのお試しをしに連れて行ってくれたのです。
 
父の好きな将棋の出来るところを探して来たようです。
父は、耳が遠く歩くのがちょっとフラフラするので、要支援2です。
食事や、レクレーションは、受けられますが、入浴は出来ないみたいです。
 
それでも
「おいしいお食事をいただき、東京音頭をみんなで踊ったよ」と
帰って来ました。
 
自分は、デイサービスなど行かないと駄々をこねていた父ですが、
敬老会も年寄りばかりでイヤと言っていましたが、(近くになくてバスをのりつぐ)
 
今時は、みんな上手に介護サービスを使っているんだよと
弟がうまいこと言ってくれたみたいです。
 
あと何より、弟が怖いらしいのです。いう事を効かなかったら特養か老人ホームに入れられてしまうなんても
言っていましたから。
 
本当に昔の男はいくつになっても女性のいう事は聞いてくれません。
病院も女医さんだと嫌だといいます。
困ったものです。