私が初めて親の病気で病院に呼ばれた日
2007年7月の日記がみつかった。
母の病歴は把握していても父の病歴は本人任せと言うか
この時、初めて家族として病院に呼ばれたので、その前の病歴は皆無だ。
1月末に心不全で救急車で運ばれて
集中治療室に入院して
3日後、食事を持って来させて新聞を読みながらほおばる父に 緊急で家族が集められて、狭い部屋で膝をつき合わせて 覚悟を決めて下さいと言われたのは、なんだったんだろう そしてまた三週間後、よろよろはするものの退院までこぎ着けた父 そのあと一週間後、二週間後と病院に通う日はだんだん空いて行ったものの 薬の数は一向に減らず、 10種類飲んでいた 病院に幾たびに担当医に 「薬減らして下さい。」 「銀座まで行っても、いいですか?」(入院するまでは毎週行っていた) 「自転車に乗ってもいいですか?」 の質問責めに心臓の専門病院を紹介してくれた先生。 手術でもなんでもしてくれとばかりに そこの病院を訪ねたもののそこでも心電図を取ったり、ホルダーと言う心電図をつけたまま計測する機械をつけたり、エコーを取ったりと薬は減らず、 午前中は大人しくしていなさいと言われて凹む父。 もう病院など行きたくないと言いだした頃、 新しい病院の担当医がカテーテル検査を薦めてくれました。 しかし、看護士さんに検査の内容を聞いているうちに不安になった父 嫌だと言ってその日はそのまま帰ってしまいました。 母も心臓に針を入れるなんて可哀想だなんて言って二人で悲壮な感じ。 こんな時に何を言っても無駄なので、友達のお父さんに心臓病の人がいるのを思い出して色々聞いてみました。 行きつけの整形外科で、マッサージを受けていたら、 整体師さんが、肩が凝っていてなんか辛そうだけれど、と声をかけてくれたので 父のことを話すと、色々相談に乗ってくれました。 母も同じところに通っているのですが、早速、その彼に話を聞いたところ、 母はマッサージがないので、普段は話をする機会がないのだそうですけれど、 よく話してくれて、先生にも聞いてみたらいいですよとアドバイスもくれて 何より母の様子が明るくなりました。 心配でならなかったカテーテル検査 やってみると4時間とも2時間とも言われていたのに、9時からの1時間で終了 検査当日は、家族で待機するようにと言われていたのですが、 待っていた私たちはあまりのあっけなさにびっくり。 検査室から戻って来た父に水分を取らせたり、カテーテルを入れた右の腕をあげないようにさせるくらいしか やることもなく、検査を受けた父もすごい機械で男の人が三人モニターを観ていたよなんて興奮して話していました。 三時間で水分を800cc飲むように言われていましたが、朝食を抜いた父は お腹が空いていたのか一時間も経たないうちに飲み終え、 最初のトイレの前の血圧を測り、血圧も熱も正常と言われ、昼食が待ち遠しく てならない様子でした。 そのうちに検査の担当医がやってきて 右側が詰まっているが、新しくバイパスが出来ているので、 薬だけの治療でいいですねと言うことで翌日退院。 退院の朝早かったので行かなかったのですが、父は担当医に 「7kmのウォークラリーに出てもいいですか」と聞いたらしい。 帰りには鰻を食べるとだたをこねたけれど、取り敢えずは連れて帰って来たと母が言ってました。 バイパスが出来たのはどういうことか素人の私にはよくわからないですけれど、 父も母も元気そうになったのでまずは良かったかな。 | |