matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

ちょっとの段差や坂が歩けない父

先週の木曜日に鎌倉に行きました。
まだ寒かったので、お昼だけ食べて帰るのでいいと
父が言いましたが、雲行きもあやしかったけれど
せめて一つくらい神社仏閣を見せてあげたいと
鎌倉観光課がおすすめしていた円覚寺に向かいましたが、
あまりの急な階段だったので、
すぐ近くの明月院にしました。

車で入口近くまで行って
娘に近くの駐車場に入れて来てもらう間に
入口を入ると
入口脇から伸びている車道を歩くと楽ですよと言われ
父の背中を押しながら登る
10mくらいのところで
「もう梅が見えたから、ここでいいよ
写真を撮って」と言います

写真を撮ったら、もう登れないから帰ると言います。
96歳ですから無理は禁物、言われたままに引き返そうかと思いましたが
下るのも一人では、無理そうと思っていたら
娘が、チャ、チャ、チャと登って来ました。

二人で両脇を抱えたら登れそうな気がしたみたいで
少しづつ上を目指しました。
車道を上がると、ウサギ小屋の横の駐車場につき、そこの木戸を入って
本堂に向かいました。
枯山水や、飛び回るリスを見てご機嫌な父
しかも丸窓から見える借景に感動

ちょっと元気になって下まで降り入口近くでしばらく腰を下ろしてから
帰ってきました。
昨年、大仏に行った時も、鶴岡八幡宮に行った時も広くて
大変だったけれど、坂道もこんなに大変なんだなと思いました。

そして今週の木曜日は、
郵便局に俳句を出しに行きました。
本局が良いと言うので、いつもよりちょっと大き目の郵便局

まず郵便の方に行くと
俳句の投句料を納めるためにゆうちょの方に案内の人がいるので
そこで聞いて下さいと言われ
10mほど歩いて案内の人が見えるところに行くと
その人は機械の前から少しも移動しようとせずに
父に機械の前まで来るようにと言います。
機械の前に行くと
その前に住所と名前を書いて来て下さい
書いたら番号札を渡しますからともう少し奥に行くように言います
書き終わって声を掛けようとすると
他の人の説明に行っていません。
やっと来たと思ったら番号札を出して、18番で呼ばれますから窓口に
行って下さいと言う
耳の遠い父は窓口に歩いて行き、呼ばれるまで待って下さいと言われ
窓口に行けば、今度はまた案内のところに行って
郵便の方に行くようにって
郵便の方に行けばまた、住所と名前を書くように言われ、
また記載台まで歩かせられる。
「96歳なんだから、もう少し丁寧に説明してもらえないかしら」
とつい言ってしまった。
銀行に行けば、座ったままで用事が済むのに
しかも記載台が少ないのか、書くのにも待たされる。
しかも広いのに、座って待っている場所がわからない。
駐車場まで行くのにも階段があるし、100mくらい歩かなければならない。
用事を済ませて家に帰ったら、もう疲れたと言うので家の前で降ろして
買い物に行こうとしたら
いつまでも見送っている
変だなと思って
引き返してみると
地面に這いつくばっている父
うちの前って坂なんだなあ、なんか歩けなくってって言うので
ひっぱり起こして手を貸しながら
門の前まで連れて行く
ここからは平地だ
帰ったら熟睡していた。