高齢になると出来ない事

父は、いつまでたってもお金を増やしたいでようで

預金通帳を眺めながら

債権を買いたいと言い出しました。

もう96歳にもなると株も買えない

担当者が、うんと言ってくれないようで

それではと

債権を思いついたようです。

何を言っても、無理なようで銀行までついて行きました。

担当者に会うと

75歳以上は、部長や支店長などの面接が必要で

そのための予約も必要

すぐには出来ないと言われました。

そしてその前にご家族で話し合った下さいとのこと

もしものことがあった場合

降ろせなくなってトラブルになるのでしょうが、そこまでは

言いませんでした。

株も売ることが出来なくて分けられないからのようで

相続のトラブルになるようです。

それでなくても前任者の時に

家族信託にしたものがあり、それがよく解らなくて

しょっちゅう電話で説明を受けているのですから

関わり合いになりたくないのでしょう。

少ないお金をかき集めて債権を買ってどうしようと言うのでしょう。

それよりおいしいものを食べたり

お花見にでも行った方がいいと

つい先日話したばかり

俳句をやるにしてもお金がかかるのですから

いまさらつましい生活をしてお金を貯めたところで

何がしたいのやら、

お金を使うところが間違っている。

入院したって、若い時以上のお金がかかるのだから

そのためにも債権にしてくれちゃ困るのである

と銀行をあとにした後、父は

郵便局と図書館と区の出張所に行くと言い出した

父を連れてだと車の乗り降りだけで時間がかかるし

図書館は

本を借りて来る間、駐車場がないので路上で待っていてくれと言うので

図書館の前で降ろして

他の用をしてくることにした。

ところが

降ろしたところから父が動かない

戻って聞いてみると

足が動かなくて段差が上がれないとのこと

銀行の帰りに私が駐車場に車を出しに行っている間に

宝くじ売り場に寄って、冷えたのに違いない

本当におバカさんだ。