matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

我儘な父が好きですが、他の人を犠牲にする訳にもいかない

父のお世話は
もういい加減にせよですね。
ほとんど毎朝、6時台に電話があります。
耳が遠いのでこっちから掛けても出ないのに
言いたいことを言って切ります。

「こんな夜更けにバナナかよ」って映画の予告を観ました。
父とのやり取りを思い出して
いやあ、きっと観ちゃいますね
父が入院している時が正にそんな状態
こんな朝早くからバナナかよですが。
何度病院に届けたか。
でも、我儘なのですが、生きようとする力が
共感を呼ぶのか、看護士さんたちに人気で
届けないこちらが悪者のような気さえしていました。

ほんとうに私にとってはくだらない用事ばかりです。
新聞が読みたい
俳句を書いたから出して来て
あれが食べたい
この本が読みたい
などなど


2日ほど前に行って来ました。
「冷蔵庫に牛乳がない」そうで
「買って来るからあと何がほしいの?」
って聞いたら冷蔵庫をあけながら

牛乳と、卵とあとは何か飲み物
一緒に行くと言っていたのに
ドラフト会議が始まると
それに見入って
どうでも良くなっています。

3カ月も入院したから普通の生活に戻れないと言いますが
その間、
あまり行かれなかった母の方が可哀想な状態です。
もうスタッフからも見放された感じで
どうにかしなくちゃと言う感じです。
自立で食事もトイレも出来るせいか、
あまり構って貰えていない感じなので
行ってもちょっと荒れ模様です。

認知症は、どうせ覚えていないからと
どんどん構われなくなってしまうようで、
瞬間、瞬間を生きている本人にとっては
一瞬の積み重ねさえ出来ないと
かなり辛いのじゃないかと思います。

家族もほったらかしにしていましたし
こちらは、順に元の生活に戻るようにしたいと思います。