matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

父、入院になってしまいました

朝、電話をしてみると
「お腹が痛い」と言う父

本当のところ、昨日も今日も予定があったのだが、
できれば、父の家に寄った帰りに行こうと
そちらの支度もしてから行く。

家に着くと、そわそわそわそわしている父

あとから考えるとお腹が痛かったのだ。
ところが前日、あんなに検査をして問題は見つからなかったのだから
我慢しなくちゃと思っていたらしい。

お腹にグルグルベルトやら、コルセットを巻きつけてうずくまっている。
聞くと
「がまんするよ」と言う父
がまんしてどうなるものでもなかろうと
病院に電話をする。

前日に救急で観て貰ったけれど、腹痛を訴えている
消化器内科で観て貰えないだろうかと掛け合い
病院へ連れて行く。

腹痛の原因が解って、お薬が貰えればいいかなと思ったのだ。

ところが消化器内科は、どういう訳かものすごく混んでいる。
2時間以上待たされて、検温に来たら37度9分
昨日より熱がある。
それでも待たされて、やっと診察
ドクターがお腹を押すとどうも大腸に原因があるとわかる
前日のレントゲンを見直してみると
どうも大腸憩室炎らしいということで
再度、レントゲンを撮る。

そして入院ということになり、病室に入ると
昨日、待合室で一緒だった全盲の男性94歳と一緒の部屋になる。

昨日、あんなに無口だったのに、ナースコールを押して
「トイレに行きたいのに、どうしてベッドに柵をしてあるのか、
そそうをしてしまうじゃないか。上の人を呼べ」
なんて息巻いている。
看護師さんが入れ替わり立ち代わり来て面倒をみているが
え、オムツじゃないの?なんて声も聞こえる。
「ラジオがなくなったのに、どうして探してくれないのか。
目が見えないからラジオだけが頼りなんだ」
と今度は叫んでいる。
病院の方針なのかなとしばらく様子を見ていると
検温に来た看護師さんに
「さっきはひどいことを言った。そんなことを言うつもりはなかったのだけれど
全盲だし、老い先短いのに、入院なんて初めてで、短い付き合いだと思うから許してほしい。」
なんて言っている。

昨日、診察室の影で
「90歳すぎてから胆石なんて信じられないよね」なんて看護師さん同士で話していたが、
そういうことか。
奥さんによるとかかりつけ医はいるものの、こんな大きな病院は初めてと
言ってらした。ましてや、入院なんて不安で不安でしょうがないでしょうね。
それにしても
94歳と86歳のご夫婦二人で病院に来たなんて、うらやましい。
父は一人でも病院に来られるけれど、母はずっと前に来られなくなった。
あとから娘さんが荷物を届けに来たけれど、
さっさと荷物を置いたら
「もう夜だからね」と帰ってしまった。
あまり面倒を見すぎるのもよくないのかも。

俳句好きな父のために
私もテレビを
プレバトのチャンネルにして帰って来た。