matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

外出プログラムで神代植物園に行く

世の中、
色とりどりの花であふれかえっている
さぞや、植物園は遅い八重とか、ウコンの桜や御衣黄が観られるだろうか
それともツツジだろうかと楽しみに行ってきましたが、
ちょうど端境期のようで、中途半端でした。

グループホーム、デイサービスで総勢100名くらいの大所帯
です。さすがにデイサービスは歩ける人も多いのですが
グループホームは、ほとんどが車椅子
中にはポカポカ陽気で
こくりこくりとしている人もチラホラ

私と父はいつものように早めに到着
耳が聴こえないのに、駐車場に着くとすぐに飛び出していなくなった。
何かと思えば、障がい者の駐車券の発券を受けに行ってしまったのだ。

耳が聴こえないのだから、待っていてくれれば私がやって来るのに
追いかけるのが大変だ。

しかも入場口からは遠くなる。
支えて歩く私の身にもなってほしい。

入り口に着くと、
顔見知りの利用者さんのご家族の方たちがいた。

挨拶をしているうちに父は入場口に

利用者さんたちが来たら入りそびれるのだから
仕方がないのだけれど、
猪突猛進のように入口に向かわなくてもいいのにと
思う。
しかし、正に聞く耳を持たないので
仕方なく一緒に入る。

まあ、入口さえ入ってしまえば、車の心配もない訳だし
花を見ている父を遠目に見ながら
母の到着を入口近くで待っている。

しかし、入口を入ってしまったら、母が送迎車から降りてくるのを
迎えに行く訳にもいかない。

園の車椅子を借りに来たスタッフに
母を連れて来てもらうことにして
待つ。

母が入口を通過
スタッフから引き継いで
父が車椅子を押すことに

ところが老人が車椅子を押すのはなかなか大変なようだ。
くねくねとまっすぐに押せない。
不機嫌になる母

それでも前回、母が好きだと言ってくれた服と靴を履いていったせいか、
次第に機嫌が良くなる。
その靴いいわねえ。
と何度も言う。
会話が明るくなる。

父から車椅子を受け取って私が押し出すと
もうすぐに父との距離が離れて行く。

歩くのも困難なんだろうけれど、
木や花を見ながら歩いている父の遅れ方は半歩ない。

それでも私たちがいつもの食事場所について
母を車椅子からベンチに移動させている間に
父が到着。

到着したらお弁当が待てない。
持参した卵焼きを出すとあれよあれよと言う間に
食べてしまう。
母もまけていない。


このプログラムに参加する時に
散々、参加費が高いと文句を言っていた。
どうも、お弁当が上品すぎて中身が少ないと言うことだと判断。

前もってスタッフに言って、一人分は持参するということにした。
1200円のお弁当の代わりに
700円のお弁当と卵焼き、和菓子を用意した。

さて、お弁当が届いたところで父は量の多いのを取るのかと思ったら
普通に1200円の花見弁当を開けて食べ始めた。
母ももちろん花見弁当だ。

あっという間に食べ終わり、母の弁等を狙っている。
700円の弁当なのに、おかずのつくねを父にあげると
母が横取りしたので、もう一つをまた父に渡した。

それも食べてしまい、物足りなそうに売店を眺めているので
和菓子を出した。

父も母も一つづつ食べた。

食後のお薬のために何かアイスとかあるといいのですがと
スタッフ
そこでゼリーを買いに行くと
父がついて来てアイスを三人分買った。

私は食べられないと言ったが、耳が遠いので伝わらない。
しかも片方しかつけていないので、
ほとんどどなりっぱなし。
介護家族がギョギョとしているだろうなと思うが
もうほとんど悲鳴で
もう一方も補聴器をつけてくれと大声で言う。
アイスを食べて落ち着いたのか
やっともう片方もつける。

調子に乗ってテーブルに手をついての腕立て伏せなんてしている。

母に薬を飲ませて、今度は写真集合
懐かしい顔がみんな車椅子になっている。

次の集合場所まで自由行動だそうだが、
うちは、最短距離をねらいたいところだ。

入口近くのボタン園でやっと見ごろを迎えた花たちに出会えた。
ところが一人で来ていた老婦人に写真を頼まれた。

さっさと写真を撮って母のところに戻る。
あら
父はいずこ?

ボタン園もそこそこに
父を探す。
ボタン園の横を通過中

いったい何の花が咲いていたのか?

入口に着くと
スタッフがまだみんな来ていないですよと
言うので、お願いしてお花を買いに行った。
バラとすみれを買った。

ほとんど毎年買っているけれど
こんどは、日付も入れておこう。

あんなにみんな車椅子だったのに、送迎車では
みんなシートに座った。

まあそのくらいは、まだ動けるということなのだろうな。
みんながんばれ!