matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

息子がたのもしく見えた日

息子がお見舞いに来てくれました。

来てくれると言う連絡を受けた時に正直
早く病院に行かなくてはいけない。
息子が帰ってから食事までの時間どう過ごそうかと
思っていました。

最寄りの駅で待ち合わせ
二時の面会時間を待って病室に入ると
看護師さん二人が母を囲んでいましたが
私の顔を見ると
さっといなくなりました。

それからが大変です

うそつきの娘が来た
何で私をこんな目にあわせるのよ。
って罵倒です。

なだめすかしてもダメです。
息子の手前、こんな母を見せたくないのですが、
取り繕えば取り繕うほど激昂していく母

なんとか耐えていると
息子に気づいた母が
弟と間違えて
息子を見つけます。

違うと言うと誰と思ったのか

この子は本当に嫌な子なのよ。私をいじめていじめて苦しめるのよ
うそつきだし、昔から嫌な子だった。
この子の下には妹が二人いて、その子たちが来てくれるといいのに
その子たちは、本当に優しくて私によくしてくれる。

息子が
見かねて
誰だか解っている?
と聞くと
スカビちゃんでしょ。
妹はタバちゃんと蜜ちゃん。
うーん。スカビちゃんはあっているけれど…
タバちゃんと蜜ちゃんは
孫だよって息子

そこからタバちゃんと蜜ちゃんがどうしているかと言う話になって
だんだんと落ち着いてくる。

前の日も言われたが
毎日行くからいけないんだよ。
甘えが出ているんだよ。

家で留守番していると
お父さんからの電話の相手もしなくちゃならないし
ちゃんときちんと話をつけてから行ってよね。

今朝父のところに電話したら
弟がいたので
ああ、行かなくていいやと思ったのに
弟が帰ったあとに電話が来たみたい。

毎日行くからと言っても
私だって行きたいわけじゃない。
食べないから点滴にしましたと言われる。
弟が行った昨日、
私が行かなっただけで点滴になり手にミトンがはめられ
ベッドに血がついていた。

点滴は初日だけだったのに、
痛がったからかな。痛み止めかなと思ったが
どういうことだろう。

オムツ交換のたびに不機嫌になる母に
息子は
きっと看護師さんに触られるのがイヤなんだろうって
言う

また私に当たり散らす母
小さい時から私を困らせた。
盆踊りの時にやぐらに上がって踊って本当に目立ちたがり屋なんだから
と言う
小さい時から何度も聞かされた話だが
迷惑だったというのは初めて

すると息子が
そういう踊りのうまい大人ばかりが踊っているところに
入れて貰えるのは
子どもの力じゃないよ。

おばあちゃんが、日ごろからご近所との関係を良くしていて
一目置かれていたから
乗せて貰えたんだよ。

すごいなあと
褒めた。

すると母の様子が軟化
食事を一切食べないと口を結んでいたのに
口を開けるようになった。

看護師さんから
もう食べ方も忘れているから、つきっきりで食べさせないと
食べない
お昼はつきっきりで食べさせています。と言われていたので
この日は

本人ににスプーンや箸を持たせないで、すべて口に運んだ。
それでもご飯はほとんど残しおかずはほとんど食べた。

看護師さんが薬を持って来て
ホント、この人きれいな顔しているわね
としばらく眺めて行く。

ありがとうございますと言ったけれど、
余計不憫