matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

スプーンが重い

夫のお母さん、軽い脳梗塞と圧迫骨折で今週より入院中

子どもたちに連絡したら
さっそく上の娘がお見舞いにやって来た

仕事を早く切り上げて来てくれたので
ちょうど夕食の時間だった

看護師さんがベッドをあげてくれる
エプロンもつけてくれる
(まあ、素晴らしい! エプロンつけてくれるんだ)

おととい来た時は
普通食と聞いていたが、
看護師さんが持ってきたのは

とろみ食

「介助が必要みたいですね。たべさせてもらえますか?」

すると娘

「はい。孫が食べさせます」

でもお義母さん、
さっとスプーンを持つ

ところが
とろみ食のおかゆに埋もれて
スプーンが出て来ない。

娘もあまりの重さに
介助を躊躇

母の時に一カ月食事の介助したから
食べさせたけれど

実の親と違って、
「早く食べて」とか、「よく噛んで」とか言えない
夫も見守っているしね。

でも食べているうちに
食器をつかむお義母さん

これが食べたいと言う意思表示みたい。

「やっぱり女の子はいいわあ。誰だっけ、MちゃんよりTちゃんより
女の子だわあ」

まあ、お初に夫の名前を聞いたわ

二日前言葉が出て来なかった人とは思えない

「こんなに食べたから明日は退院だわ」
って

安心して帰ります。帰る背中に

「誰だっけ?(夫を指さして)、二人にご馳走してあげてね」