matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

高齢者なのに若く見られる

前から
ちょっと気になっていたテーマですが
母が入院してから
なんどか言われるのでますます気になりだしました

まず、病室で同室の中でも実際の年も一番若かったのですが、
若いからとなんか過剰な期待をされ
退院して帰って来た時も
グループホームのスタッフさんに
「スカビちゃんのお母さんは若いから回復が早いと
思っていたわ」
と開口一番に言われて
目が丸くなりました。

このホームでは平均の年ごろです。
「でも、おばあさんって感じじゃないんだもの。
見た目も雰囲気も若く感じられるんだから、体も若いんじゃない?」
といい訳をされました。

ま、いいかと
思っていたら、
今度は
同じホームのご家族の方に
「いつから発症したんですか?ずいぶんお若いようですけれど」
って言われて
うっかり十年前なんて言ったら
若年性認知症ってことになりかねない。
今、86歳ですけれど、と前置きしてから答えましたら
びっくりされていました。
ホームで一番若いと思われていたみたいです。

とここまでは母の話

昨日、
父が全国俳句大会に渋谷まで一人で出かけました。
去年、おととしは私が一緒に行ったのですが
何を思ったのか
朝8時頃電話が来て
一人で行って来ると言って出かけてしまいました。

いつも一緒について行っている身としては、
行きはともかく帰り、夕暮れの渋谷は人でごった返しています。
心配で迎えに行きました。

出口を見ていると
父のような男の人が次々に出てきます。
あんなに背中は曲がっていないわとか、杖はついていないから違うよね
とか娘と話しながら探していると
元気に歩いてくる父
わたし達を見つけて
小走りに出て来ました。
が、
買いたいものがまだあったようで
一言二言言うと中に引き返して行きました。

せっかく早く出てきたのに
人ごみに紛れてしまうのじゃないかと心配になり後を
追おうとしましたら
娘がおじいちゃんはそんな年に見えないから
追って行ったら警備の人に怒られちゃうよって

うーんそこの94歳捕まえといてくださいって
喉まで出かかったのですが、
まあ父も思い直したのかすぐに戻って来てくれたので
ホッ

次にバスです。
一応94歳なので心配なのですが、前にシルバーシートで揉めたので
シルバーシートに座りません。
父より上は中々いないと思うのですが
年寄りを座らせなさいよとおばさまに横入りされてから
どうも
普通の席に座ります。

今回はお子様は一人で座らせないで下さいと言う一番前の席

年寄りに見られないせいか、若い人のようにバスに向かって突進するし
信号もかわりそうだと言うのに渡ろうとする
困ったものです。

ついでに私も年寄り若く見えるから介護しているように
見えないから
過剰に手を出したら他の人に迷惑って思われるよ
って娘が言います。

爆走する父にもう90歳以上ですって札を下げたいです