matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母、歓談中

父のところに寄ってから母のところに行くと
やや早めのせいか
母は隣のベッドの人と車椅子でそばに寄って
歓談中

「ああ、ご家族がいらしたのね。良かったわね」
と言われて
こっちを向いた母は
しばらく話をした後
ロッカーなどの整理をしていたら
「スカビちゃんはどうしたのかしら」って

「私がスカビちゃんよ」って言うと
改めて私の顔を見て
目を白黒

お隣のベッドの方はお嫁さんがメインでよくいらしている
テキパキと
早口言葉、手の筋トレ足のマッサージなどのリハビリさせたり
積極的に介護なさっている。

それに比べると
私は、一緒にぬり絵をしたり
じゃんけんをしたり歌を歌ったり
どうもぬるいけれど

その日は
ロッカーの点検をササッとやっていた。
それで
スカビちゃんがこんなによく動き回る訳ないわと
お嫁さんと思ってしまったのか、
お隣さんとお嫁さんの話をしていたのか、
ふっと勘違いしてしまったようだ。

うちの長男のお嫁さんはちっとも来ない。
入院したばかりの頃は何度か来たみたい
だけれど

やはりテキバキと顔を拭いていたらしい。
でもご飯を食べさせたことあるのかな?

私が行かれない日が一日あって
その日は来てくれると言っていたけれど
来たのかな

それなのに、お嫁さんと勘違いされて
ちょっと悲しい。

でもお隣さんと仲良くお話していて、うれしかった。
ベッドが移動になって前はお向かいさんだった頃
うるさいとよく言っていたけれど
お隣さんになったら
仲良くお話するのね。
私たちの話に割って入って来ても
「聞いてあげて」
なんて言っている。

仲良しになって良かった。
帰る時もすんなり
二人して
「また来てね」