matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

父の施設でおまつり 誰のためのおまつりだったのか?

父の施設でおまつりがあるそうなので、
ぜひ車で来てほしいとのこと。

なんと「ハドソン川の奇跡」の試写会が当たっているのに、
お孫ちゃんの公開授業だと
言うのに、
いやいや、頼まれてから当選通知が来たし、
息子からの連絡も後だったから
仕方ありません。

10時前に父の家に行ったら、11時だからお茶でも飲んで行きなさい。
(知らせれていなかった。10時来てくれと言われていた)

って、家にあげられ、
「バザーに何か出したいのだけれど」
って言う。
そういえば、以前は、そのためのものを出したなあ。
新品しかダメということで、買ったばかりのものを出したこともあったし
弟のお嫁さんは、何か手作りのものをだしたことがあったようだ。
(基本、父の施設は弟担当)

でも、今回は何も出していないので、何か家にあるものを持って行きたいとのこと
母は、新しいものはキチンと梱包してあるので、
何かあるだろうと棚の上を探すと、
ペットボトルキーパー?とか、木曽産のミニおひつとかがいくつもあったので
渡す。真空パックみたいになっているので、全く問題なくきれい。

そんなものを出していたら、時間だよっていうので、
後片付けをしないまま出かけた。

施設に着いたら
お祭り券を渡されて、
施設長が
「今日はすみませんね。お昼ご飯はこれでお願いしますね。夜のお弁当は
どうされますか?」
父が
「お願いします」と言ったようですが、
「夜のお弁当の配送なのですが、どうされますか?何かご予定がありますか?」
って、
お互いうるさいところで話しているので、埒があかない。
こんな状態でお弁当がちゃんと作れるのか、配送できるのか?
「いいです」ってことでお断りしましたが、
後で父が何度も夕飯のお弁当は?って聞くので
やはり聞こえていなかったみたいだ。

取り敢えず、どこかに座ってお待ちくださいと言われたが、
ここでも認知症の人が多いようで
父はほとんど利用者さんとは話さず、私に名前だけ教えてくれた。
そしてスタッフさんを見つけると
一人一人名前を言って私に紹介する。
スタッフは、フルネームで紹介されると
「よく覚えてくれているのね」とそういう話になってしまう
父は続けて
どういうかかわりのある人かも紹介してくれる。
しばらく二人が話したあと
「娘です」と短い挨拶
そんなことが5,6人続いたあと
時間になりましたので、ゲームをしに行って下さい。
と言うことになりました。

ゲームは、同じ施設の二階にあるグループホームに作られていたが
どれも、父には簡単すぎて
すぐに終わってしまったが、
近所の子供たちも沢山親子連れで来ていて、施設内がにぎやか

こうなると耳に障害を持つ父はほとんど聞き取りが出来ない。

スタッフが言ったことをいちいち私が耳元で
言わなければならず、
一人で来られない訳がよくわかる。

ゲームのあと、焼きそばなどを貰いに行って下さいと
言われたが、
焼きそばの容器なやわで、一度に運べない。

焼きそばだけ貰って、休憩室で食べていると
豚汁、ジュース、わたあめ等次々に持って来てくれた。

父は歯が悪いので
豚汁も焼きそばも入っている肉が食べられない。
食事の早い父が苦戦している。

豚汁も熱すぎて、口の中をやけどしてしまった。
これも食べられず、
いつもは、素晴らしい食事を作ってくれる施設だが、
料理担当が作らない料理は、
どれも食べられない。

早々に帰って来た。

いや、帰る途中で夕飯の買い物をして帰り
ちらかした棚を掃除、夕食のおかずを作っていると
父が
「今日は疲れたな」
って、
私も疲れ果てたので、早めに帰ることにした。
いつも玄関まで送ってくれる父が
椅子に座ったままだった。