matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

ヒッチハイク

大島では、
アジサイロードを歩きたいなって
椿資料館で聞くと

一時間半くらいで歩けるんじゃないかなとのこと

で、娘と二人で売店でお水とお菓子を仕込んで
歩きはじめました。

大島の花って、上を見上げなければ
観られないくらい大きいものが多い
それだけに
歩いても、歩いても
木陰を歩いている状態
どこまで続くのか
どこまで歩いたのか見当もつかない。

大島は2013年10月に土砂災害に見舞われたせいか、
その復興のためなのだろうかトラックが何台も
通る。

でも、人は見掛けないし、バスも通らない。

バス停ごとにベンチをお借りして
しばし休む。

時刻表の最後が12時台。

もうバスにも会うこともない訳だ。

バス停を3つやりすごし
さっきから往復しているトラックにだけ会う。
森の中に休憩所の案内がある。
ショートカットできそうだが、
見通しが悪く怖くて入れない。

2時間ほど歩いたところでT字路に当たった。
このアジサイロードは、6.3kmだったらしい。
空身じゃないし、ずっと上り坂だったので、
すこしホッとした。

するとホテルの港までのお迎えのバスが目の前を通り過ぎた。

いざとなったら、あのバスが帰って来るとき
止めて乗せてもらおうと娘と相談

しばらく行くと
さっきから往復しているトラックが
「どこまで行くの?」
って聞いて来た。
ホテルまで行くと言うと
「さっきから気になっていたんだよね。でも港へ行くのかホテルに行くのか
わからなかったし、バス停にいる時は見えなかったからね」
って言われた。

ほんの5分くらいでホテルに到着

歩いたらどれだけかかっていたんだろう。


そして翌日、
今度は波浮港で、バス停を探していた時のことだ。
交番があったから、
それを目印に歩いて行こうと思っていたら
高齢の女性が声を掛けて来た。

やはり交番のところを右に曲がってまっすぐいったら良いらしい。
喜んで歩いていたら
その女性の乗っている車がやって来たので
道を間違ったと思ったら

「今日は暑いから乗りなさい」って勧めてくれた。
シルバーマークのついた車に乗り込むと
「大島は観るところもないのに、ごめんなさいね。
せめて、送らせて」
って
こんな風光明媚で、お花もきれいなところだし、高校生はみんな挨拶してくれるし
感謝感激
「バス停では、暑いから待合室に入って待っていたらいいよ」って
ありがとうございます。

でも待合室が暑くて外に出たら
またまた車が止まってくれそうなので、
申し訳ないので視線を合わせないようにして
バスを待ち

目的地のバス停で降りて、近くのお土産屋さんに行って
目的地のことを聞いたら
間髪を入れずに
ここでも
お店屋さんが、そこまで送ってくれた。
「今日は暑いから、歩いて行ったらバテちゃうよ」って
もうかなりのお年のようなのに、機敏すぎてびっくり。

とってもとっても感謝なんですけれど
私たち、波浮の港の近くに沢山いるという
猫ちゃんが目的の一つなのに、
車で送られてばかりで、猫と戯れられない。
イメージ 1
それでも見つけた猫は、人見知りをしないで
こっちを見ている子たちばかり

まあ暑い日だったから
なかなか集まってはくれないのだろうけれど。