matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

少しでも安い床屋に行きたい父

前回転がるように老化していく母85歳のことを書きましたが、
一方で、
自分たちとちっとも変らない父93歳。
父のところを訪問すれば、
最近の気になったニュースを語りだし、最近の身の回りの出来事を報告する
ある日は、
森田剛って、知っているか、中々演技がうまいらしいいな」
私の頭の中(え、どこからの知識か?テレビ?中吊り?新聞?)で考えた挙句
「舞台とかよくやっていて、最近カンヌで評判になったらしいね」
と返す。
父「舞台と言えば、蜷川さんえらい演出家だったんだよ。知っているか、
残念だったね…(以下延々と続く)」
ちょっと遮って
私「蜷川さんの舞台はいくつか観たよ。すごいけれど、ちょっと好みとは違うんだ。
ところで、今日やって貰いたいことは」
まあ、何かしながらでも話は出来るので申し訳ないけれど、話だけするのは中断。

すると、図書館行って、ハガキを出して、買い物をして、床屋に行きたいとのこと。
床屋に行ったあとは、待たせるから帰っていいとも。
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で、家の中をちょっと整理して、庭仕事をしながら、父の支度を待って
連れて行くと
床屋が休み
それも一駅先まで行ったのに。
父に言わせれば、そこが安い床屋なので、その値段程度のところに行きたいと言う
そこで、日帰り温泉の床屋を薦めてみた。
そこより安い。
しかし、そこからの帰り道を考えると
(待っていてあげると言ったのだが)
次に私が行くまで待つと言う。
私「それでは、値段をちゃんと調べ直しておくね」
と言って家まで送り帰った。

家についてから、PCで検索して調べるとやはり父が今行っているところより安い。
帰り道にも、安い床屋も見掛けたので
その報告もした。

父が気にしていた帰りを考えると
帰り道にあったところの方が一人で帰れるかもしれない。
ただ、3つ先の駅だ。

どうするのかな。