matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

認知症の母を気まずくさせずにレストラン食事をするには

母と食事をする時には、
色々考えます。

うるさくない店
長居しても大丈夫な店(食事に時間がかかるから、早めに入るけれど)

意外に食べ放題の店で、外が見える奥の方に陣取ると
うまく行くような気もするのですが、
そういう店が近くにある訳でもなく
一緒に食べ物を取りに行く負担もあり

二人の場合は、結局は、ちょっと駅から離れたレストランとかに
お邪魔する訳ですが……。

本日はイタリアンレストラン
前回、スパゲティを一人ではクルクル巻けなかったので
(フォーク二本を順番に巻きつけながら渡すと中々早かったけれど)
今回はドリアを注文


ところがドリアにしたら
上のソース部分だけを食べてしまう。
しかもかなり食べるのが遅い。

もしかしたら、下の方はお皿と同じ色なので
食べられないと思っているのかと思い
「ちょっとソースが張り付いちゃっているねえ
取ってあげるよ」
と言って、上っ面のソース部分と下のご飯部分を混ぜる

あまりに食べるのが遅いと店の人が思ったのか
私が食べ終わった時点で
食後の珈琲を持って来た。

量も多かったので、これを飲んだらご飯が食べられなくなるのではと
思ったら
何のことはない。
こってりしたドリアを食べあぐねていたようで、
アイスコーヒーを飲みながら
あっと言う間に食べてしまった。

この頃食事の仕方を忘れてしまったかのようなことがたびたびある。

でも本人が一番やり方が解らなくてイライラしているのだろう。
「隣りの人がうるさい、何を話しているんだろう」
と文句を言う。
「いや、隣の人の声じゃないよ。この店反響が良すぎて、
あちこちの声が聞こえるんだよ。遠くの席の人の声が聞こえているんだから
仕方ないよ。こういう店でコンサートやったら音響が良くて
うまく聞こえるだろうなあ」
とはぐらかす。

いつもは、出来るだけ、話声の聞こえない、人の姿の見えない席を選ぶのだが、
今日は満席、どうにもならない。

でも最後にデザートのアイスが出て、ご満悦
アイスコーヒーもグラスが大きかったが、最後まで飲むと言うので
それに付き合った
結局は、デザートが出ても話が止まらない人たちより
早く食事が終わった。

食事は遅かったけれど、デザートになってからは
圧倒的に早く
二組抜かしてお会計

食事も注意深く観察すれば、何に戸惑っているのか解るかもしれない。
次は何にトライ?