府中郷土の森 梅まつり

どんどん衰えて行く母を見るのは

つらいも

しばらく行かないと

顕著に衰えている。

そんなことを考えながらＧＨに行きますと

入口で

ゴミを抱えた母に遭遇、スタッフさんとゴミ出しの最中みたい。

わたしを見つけると、

そのままスタッフさんに「出かけてきます」なんて言うので

部屋まで戻って、コートを着せて出かけることにしました。

でも、コートを選ばせた段階で、もう何をするのか分からなくなっていました。

コートを着ているのに、

部屋に行かなくちゃって、自分の部屋と反対側の部屋に向かいます。

「違うよ。一言みんなに出かけて来ますって言いに来ただけだよ」

と言って出かけました。

いくつか行先を言って、選んでもらいます。

「府中、郷土の森」といいますので、そこに出かけました。

 

ちょうと梅の見ごろで

まずは、屋敷の中の梅を見て、うちの梅みたいと大喜びでポーズ、

その屋敷を出たところ、泣いている幼児がいて、母が抱きしめてやると

泣き声が小さくなり、

次に

「ママはどこかな」

って

抱っこしてその子をお母さんのところに連れて行きました。

母の力で抱っこできるのか心配で寄り添いました。

お母さんのところに着くと

すっかり泣き止んで、バイバイして別れました。

しばらく歩くと大きな広場があって、しばらくそこのベンチに

腰をかけて子供たちを眺めていました。

本当に子どもが好きみたいです。

30分くらい眺めてから

 その先の大きな梅林まで頑張って歩いてもらいました。

またまた赤い毛氈を敷いたベンチを見つけて座ってしまいました。

こんな景色が見えていたのでしょうか。

しばらくそうやって梅を眺めていたけれど、

「お団子を食べよう」

と言うと

すっと立って

またちゃ、ちゃと歩き始めました。

気に入った梅のところで写真を撮ってくれというのですが、

どうもカメラのレンズを見てくれません。

でも花に囲まれた

感じに撮ってほしいらしく

花の間に入ってしまってうまく撮れません。

同じところでじっとしているのが苦手みたいです。

やっとお団子を売っているところまで来て

お団子を食べていると、同席した人が飲んでいる甘酒を欲しがって

甘酒も飲みました。

入れ歯をなくしてしまったので、ちょっと口元が残念な感じですが、

まだ入れ歯を入れて半年経っていないので、

３月になったら

保険がきくようになるので、入れてもらえる予定です。

 

郷土の森の売店でトイレを借りましたが、人が大勢並んでいたので

トイレに入るのだけ見届けていたら、

どうも鍵をかけ忘れたみたい。

他の人が入ろうとしてあわてました。

この頃トイレが長いのですが、

使い方がわからなくなっているのかもと思います。

流すのも忘れていました。

 

色々問題もありましたが、久しぶりにポカポカ陽気で

外歩きが出来て良かったなと思いました。