matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

介護施設のバザー、大きな施設は、お祭り状態

友愛十字会のバザーに、
お邪魔しました。
 【高齢者施設】
介護老人通所施設(デイサービス)
 【障害者施設】
施設入所支援
生活介護事業
就労移行支援事業
就労継続支援(B型)事業

などを行っている施設のようで、養護老人ホームがあると言うのが
驚きでした。
養護老人ホームとは、生活困窮者で、一人で暮らせないお年寄りが対象で
以前にボランティアで、目黒の老人ホームに行ったきり、他では見たことがなかったので
こんな身近にもあると知ってびっくりしました。

そのせいか、色々な展示物があるのもうなづけます。特老などとは、違って
かなり活動的な方々が入居されているということだと思います。

さて、バザーですが、
指定の時間に指定の場所に行きましたが、どなたもご家族の方さえも見当たりません。
時間が過ぎましたので、スタッフに電話をしますと、駐車場に着いたとのこと。
見えたところで迎えに行きました。

さっそく控室となっている食堂に向かい、昼食です。
いつものメンバーが母の周りを取り囲みます。
施設長自らが、お餅、おでん、トン汁と次々に持ってきます。
総勢20名くらいなのでしょうか。
ご家族が6名くらい。利用者さんが、12名くらい。
20個あるからみんなで分けてと言うので、そのくらいなのでしょう。
スタッフの分はあとからまた持って来たので。スタッフも6名くらい。
母は、甘いものが好きなので、餡子のお餅を選びました。
キヨちゃんは、餡のかかったものと海苔の付いたもの。
Oさんも同じ

母は、小さくちぎって、すごい食欲です。
おでんも具が色々だったので、私のと半分にして4種類
キヨちゃんは、通りがかる人みんなに挨拶をするので、食事が進みません。
Oさんは、やはり食べ物に興味がないのか、ほとんど遊んでいる状態

その後もスタッフさんが、母の食べっぷりにおにぎりも足してくれたけれど、
あまりの大きさに私と半分にすることに。
(お相撲さんが握ったのではないかと思うくらい大きい)

ところがそれも完食すると、となりのスタッフさんの食事を見て
「ねえ、ここの人はどこ?
どうして、この人だけ食事があるの?
いないうちにちょっと貰っちゃあだめかしら
どうして、私には、食べるものがないの?」
って
どれだけ食べるの~?
全部、どれも大き目、お餅も搗き立てだから、スーパーなどの切り餅の1.5倍はある。
おでんの大根も3枚とれるほど大きく、具も大きい。

こういうところが認知症ならでは、なんだわね。
食堂の壁を見ると
「人の食べ物と交換しないように。食べた量が解らなくなります」との張り紙

どういう訳か、母も含めて3人とも、食べるそばから片付けて行く
残すと、他の残っているものと同じ容器に入れて行く。
母親としての習慣なのか、
キヨちゃんは、お餅とおにぎりが同じ容器
Oさんに至っては
お餅をちぎっているうちに、容器を切ろうと努力
その挙句にコップにお餅を入れてしまった。
おでんのこんにゃくもお餅にまぶしている。

こんな状態でもスタッフさんは、みんなの食べる手助けをしているので、
自分の席で食事を摂っていない。
それなのに、足りなそうな母に焼き鳥まで
持って来てくれた。
施設に行ってもゆっくり食事をしていないスタッフの大変さに
なんとかならないものかと気の毒になる。
食後一時間のフリータイム

そうそう、こういう時に家族がいないとスタッフは、動きが取れない。
雨宮さんは、ご主人だか息子さんだか男性家族の腕につかまって、バザー会場をウロウロ
帰る時に、ずっとお父さんも一緒に帰りましょうと言っていましたが、
勘違いしているのか、本当にお父さんなのか?

しばらくコンサート会場にいるとOさんが来てフラダンスを見ながら、体を動かしている。
ダンスがお好きなようだ。
一緒にいたスタッフが、こんなOさん、初めて見たとよろこんで写真を撮っていた。

母はその後お茶室で、抹茶を頂いて、同じテーブルの赤ちゃんに声をかけて
抱っこさせてもらう。
母が抱くと微笑みかけてくれるので、
母もこれ以上ないくらい褒めまくる。
可愛い。しっかりしている。赤ちゃんモデルになれる。などなど。

それまで、その赤ちゃんもお母さんも(そこの施設のスタッフの奥様らしいが)不満そうな顔をしていたが、二人ともニコニコ。
周りのスタッフにも笑顔を振りまいて大人気。
「ほったからしにしてごめんな」というスタッフのダンナ様に
「大丈夫、眠そうだから外の風に当たらせて来る」と出ていかれた奥様。

なんかほんわりした。