matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

父からの援助要請まで待機

父がインフルエンザの注射を受けに行くと言う。
「一人で行かれるから来なくて大丈夫」
とも

それなのに、受付時間を何度も確認
14時から15時だって。
アバウトだわ。

朝、体温を計って行くようにと言われたはずなので、
「体温計ってね」
父「いつも36.5℃だよ。いつもそのくらいだから」
私「でも、注射するんだから、一応、計って!」
父「だって、体温計の場所がわからないよ」
私「リビングのテーブルの上に鉛筆と一緒に立ててあるよ」
父「どれどれ。あった。あった。あったから行ってくるよ」

こんなので、バスを二つ乗り継いで行って来れる?

そこで、父から緊急連絡が入るまで、母の施設で待機させてもらうことに
実家に行って片づけをしていてもいいけれど
頼みもしないのにと言われてもなんなので

で、母の施設
音楽療法とやらで、
みんなで、タンバリン、鈴、カスタネットを役割分担させて
歌っている。ちょっと知らない曲。

途中参加させてもらうと
車椅子のおじいさんが、気を使ってか
「大変ですね」なんて声を掛けて来る
そのうちに鼻水が出て来たのか
お腹から紙を引っ張り出して鼻をかもうとする。
あらら、リハパンじゃないの?と
気がついたスタッフがティシュを渡して連れて行ってしまった。

次に太鼓
それぞれにバチを持って、太鼓、大太鼓、胴太鼓、締太鼓などを
前にある人は、それをない人はバチを打ち合わせている。
それぞれにアレンジを加え、東京音頭を打っている。
良くやっているのか、最後だけは、バッチリ一本締めのように決まる
お見事

こうやって、一つことに集中していると、みんなそれに一生懸命に
なって、母なんて、最後は、
盆踊りのようなことまでしていた。

結構、運動してあせもかいただろうに
おやつに、みかんとミルクティが出ているのに、
なかなか一杯の紅茶が進まない。

うちの娘が、母さんに、DVDを買ってあげたいと言っていたので、
昔のテレビドラマの話をする。

有名どころで、白馬童子あんみつ姫と言ったが誰からも反応を得られず、
自分の好きだった
ナポレオン・ソロ覚えている?」と言ったら
母が「知っている、知っている。懐かしいわね」と言うので
ララミー牧場、とか、サンセット77とかもあったわよね」
母「うん。うん」
母だけ反応するので、
スタッフの男性が
「僕のところは、新潟だったので、麻布で放送していたような、
しゃれたドラマはやっていませんでした」
だって。
でも
奥様は魔女」には、
他の人も反応して
「私も魔女だったのよ」
なんて言っていました。

座も盛り上がったところで、
父から電話
「やっと注射が終わったけれど、お弁当の時間に間に合わない」
施設に電話してくれとかなりパニクっている。

「今、家の近くにいるから10分もあれば家に行かれるよ。
受け取っておくから、心配しないで帰って来てね」

耳が遠い父との電話での会話
もう、母の施設中に聞こえたことでしょう。
すぐに帰ることになりました。
私が帰る時に
母「父さん、ここに来るの?」(苦手ですから)
私「ううん。送り届けてくるから」(まあ、うそじゃないかな?)
母「連れて来ないでね」

と言った訳で母も、私が飛び出していくことに納得