matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

「ヴィンセントが教えてくれたこと (2014) 」 困ったことを教えてくれたものでした

夫の休みに二人で観に行きました。

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【解説】
人生に空虚感を抱き始めた気難しい中年男が、面倒を見ることになった12歳の少年と奇妙な友情を育み、生きる活力を得ていく人間ドラマ。主演は『ロスト・イン・トランスレーション』などのビル・マーレイ、両親の離婚により大人びた少年役のジェイデン・リーベラーが、ビルと絶妙な掛け合いを見せている。監督・脚本を手掛けたセオドア・メルフィは、本作で第72回ゴールデングローブ賞作品賞にノミネートされた。


アルコールとギャンブルが大好きで、一人住まいに家は荒れ放題、妊娠中の夜のお仕事の女性に入れ込んでいるヴィンセント(ビル・マーレイ
ある日、隣家に引っ越してきたシングルマザーマギー(メリッサ・マッカシー)と、12歳の息子オリバー(ジェイデン・リーベラー)、
引っ越し中のトラブルでお知り合いになり、オリバーの世話をすることになる。
しっかりと子守代を貰いながらも、自分のペースをくずさないヴィンセントに
まじめなオリバーは、変な生活からも色々学んで行く。
そのうちに、嫌われオヤジに隠された意外な優しさや彼の人となりに気付き
神学校に通っているオリバーは、彼こそが、隠れた聖人なのではないかと
思うようになる。  


ビル・マーレイって、こういうどうしようもない親父役がすごく似合う。
オリバーは、お利口そうで、可愛らしいし、マギーは、シングルマザーで息子を育てるために一生懸命働いている母親役がよく似合う。
面白く観られたなと思っていたら、

夫が、
「主人公の奥さんて認知症なんだよね。どうして女性ばかりが認知症になるんだろう」
そう、ヴィンセントは、毎週、施設にいる奥さんに面会に行き洗濯物を取りに行って届けることをちゃんとしている。しかも、分不相応な施設に入れているようで
ちょっと感動なところなんだけれど、
夫には、
「介護なんてさ、時間はどうにでもなるんだから、ちゃんと家のことをやってくれなくちゃ困るよ」
「一度、月に20万くらい稼いで来たら?どんなに介護だけしているのが楽かわかるよ」
と私に八つ当たり
ヴィンセントは、ああいう人だから周りも過剰に期待しないのだろうけれど


女性が介護をしていると
病院に付いて行っても
「娘さんなんですよね。正しい病名で病歴を言って下さい」
なんてなる。
ちょっとグチですが、父92歳、ちゃんと歩けるし、一人でもこなせるけれど
時間がかかるので、私が付き添う
だから、病歴だって、時間がかかってもちゃんと自分で言いたい
メモを出すのを待っていたらダメですか?

ヴィンセント奥様が亡くなったら、夜のお仕事の女性を家に入れて
家事をやってもらって、どこから収入を得ているんでしょう?

せっかくの感動作が二度と観たくない映画になってしまった。