matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

年を取ったという事を自覚しないと危ない

自分の中ではしっかりしているつもりでも
年を取れば、それなりに身体も脳も働きが鈍くなるのは、
いなめないと思うのだが

先日、夫と映画を観に出かけた。
夫は、余裕を持って出かけると言うことをしないので、
その日も
出かけると言ってからお風呂に入った。
お風呂に入られると、洗濯物も干せないし、出かける支度も出来ない。
他のことをしながら、夫が出るのを待っていると
いつの間にか出てきたのか、
まだ出かけないの?と言うので
慌てて、戸締りをして出かけた。

ダッシュで駅まで行って電車に乗ってから、
夫が
何を観るのよ
スマホで調べようかと言うから
ネットで調べて印刷をして来たリストを見せる
3つの映画が一時間以内に始まる。

着くと1つは始まったところ
もう一つは、予告が始まったところ
あと一つは30分の余裕があるのだが、
夫らしい選択だが、二番目のにした。

夫はエンドロールの途中で席を立った。

そして帰る時になって、お財布がないと言い出した。
探してから帰るから先に帰っていいと言うので、他に用事もあったので
先に帰った。

そして翌日、運転免許の再発行をしてもらうから
実家に行ったあと、迎えに来て欲しいと言う

実家にはいつも夕方までいるので、それじゃあ、仕事に間に合わないだろうと
行く前に車で送って行った。
すると車の中で、列車会社に電話をしている。
落し物の問い合わせだ。
どうも、試験場に向かいながら、電車の中の落し物として届いていれば、
そちらの方に向かわせるつもりだったようだ。

さて試験場に着くと
再発行できるまで車で待っていてくれと言われたが
そうもいかない。遅くとも11時までには、実家に着きたい。
それでも、手続きが済むまで待っていてくれと言われ
しばらく待っていると
すべて手続きが終わり、免許の発行は、11時だと言うことだ。

そんなに待っていたら、実家に行く意味がなくなってしまうので
バスで行くからと言って実家に向かう。

案の定、バスの中で実家からの着信

大急ぎで実家に着くと

都心の展覧会に行きたいと思っていたのだが、一人で行ってはいけないと
先方から電話があって
弟が一緒に行くからと電話が来た。その展覧会の案内が書いてある新聞を
見せたいのだが、見つからないと
慌てている。
しかも
なんで一人で行っちゃいけないんだ。おかしいだろうと憤懣やる方ない感じだ。

どうも話が見えない。
なんで展覧会の人が父がそれを見に行くって知っているんだろう??
話がわからないからまずは、その新聞を見て、何の展覧会か知ろうと
どういう新聞で、いつ付けなのかと聞いたのだが

なんでそんなにキーキー言うのだと怒り出す。
耳が遠いせいか、私の高い声が聴きづらいらしい。
年を取ると、高い声が聞き取りにくいらしくて、夫の母親も調べてもらったら
ある一定の高さ以上の声は聞き取れないそうだ。

いつも娘と間違えられるくらいの声質なので、
なるべく低い声で、探すものは、新聞なのか、切り抜きなのかと尋ねる。

パニック状態の父は、片づけてあった新聞を全部出してしまった。
そんなところに配膳の人がやって来て
説明すると

「昨日は、すみません。出過ぎたことかとは思ったのですが、都心まで
出かけると言うので、弟さんに、一人で出かけさせて大丈夫ですか?と
お電話しました。
○○の展示で、数日前から始まって、来週くらいまではやっているようです。
お父さんを一人で外出させたら心配ですよね」
って

なーんだ。展示会の人からの電話じゃないじゃない。
俳句やら、色々な文を送ったりする父のことだから、そういう問い合わせかと
思ってあわててしまったけれど、
普段から上野の美術館とか、銀座、新宿、あちこち出掛けているのを
わざわざ言うから、大騒ぎになるのでしょう。
ことの顛末がわかったので、弟にメールして、平日に私が連れていくと書いた。

それなのに、12時すぎると
弟が昼休みだから電話で確認するとまたひと悶着

一人で出かけても大丈夫なのに。
最近はシルバーシートも譲られるから座れるんだよ。
年を取って見られるのかな?
って92歳、10歳若く見られても82歳だよ。

この日も、私が行くって言ったらバス停まで迎えに来たらしい。
いないので、おコメと牛乳を買って帰って来た

夫にしても父にしても年の割にセカセカしすぎじゃないかな。
夫は、電車に乗るのに、走らない。
映画館は明るいうちに入って明るくなってから出よう。

父は、行くところ自慢をしない。バスを乗り継げば、遠くまで行かれるけれど
みんなは、電車で行くと思うから心配する。
探し物をする時に足元にばらまかない。
バス停にまで迎えに来てもいいけれど、時間に余裕のある時にしてほしい。