外出プログラムに参加して 仕事の出来る人をよく見ている父
介護施設の外出プログラムで
久しぶりに
父と母を会わせてあげられるし、世田谷美術館にある評判のフランス料理店
かなり楽しみにしていました。
ところが、
うちは、最近夫が車を使ってしまって、車を使えない。
そこで、色々とルートを考えました。
バスの組み合わせ
どれをとってもバス停まで、10分くら歩きます。
しかも連絡が悪くて車で１５分くらいのところが約一時間
家に迎えに行きますと
父がタクシーを呼んでと言います。
世田谷迷路ですから、中々呼んでも来てくれるタクシーがないのですよ。
そこで、バス通りまで、長しのタクシーを捕まえに行く事に
しました。
10分くらいいてやっと捕まえたタクシー
30年のベテランですが、この地は、不案内なので、案内をお願いしますとのこと
教えながら、実家に戻り、父を呼びに行きました。
実家までもそうですが、
ナビなんて当てになりません。
何度も修正を加えて到着
今度は目的地ですが、ナビなら、環八に出て行く方法ですが、
父が
タクシーが動きだすなり
ナビと反対方向を言いました。
世田谷通りを少し走る道です。
一方通行をずっと抜けて
世田谷通りを少し走り、NHK技研のところを曲がって
砧公園に向かいます。
東京の道に強い父です。
都心部でもほぼ父の案内で、いろいろなところに行かれます。
さて、目的地には、11時に着き
集合の40分も前です。
集合の10分くらい前になっても
誰も案内がおらず、
ご家族がそれぞれ、思い、思いの場所で待っている状態
中にはレストランのスタッフに尋ねていらっしゃる方もいて…
気がつくと介護施設のスタッフがウロウロしているのを発見
この人もしかして、利用者のご家族をまとめるために来ているのではないかと
思われるのですが、もしかしたら先発で
誰かを連れて来ているのかもと
なかなか尋ねにくい感じ
11時には、施設を出るとあったのに
実家から徒歩圏内なのに、
全く来ない。
やっと来た施設のバスに傘を差掛けているだけのスタッフに
手を貸す利用者ご家族
こういう時にスタッフの力量が垣間見られる
帰宅時も
施設からのバスが三台も来たのに、
利用者さんを乗せたあとも中々発車しない。
利用者の家族の中には、車椅子なのに、
車の中で待たされているのを見ているのは、辛い
なんとか、乗り切ったバスからでも発車させてもらいたいと言っている。
が、スタッフ＋全てのバスの運転手総出で、
手のかかる利用者さんを乗せているので
ちっとも発車しない。
母は、父を見るとドアを開けてしまうので、
危なくて仕方ない。
父だって、立ったまま母を見送っている訳だから
心配だ。
多分30分以上立ちっぱなしだ。
かといって狭い駐車場にタクシーを呼ぶのもはばかられるので
皆さんに挨拶をして、道路に出て、バス乗り場まで行くか
タクシーを拾うことにした。
幸い、父の好判断で、世田谷通りに向かう道で
タクシーを拾えた。
家の住所を言うとナビに入れて出発
この辺りの出身と言うことで
道をよく知っていて、
行きより500円ほど安く着いた。
上手で、道を良く知っているタクシーほど、
安くて済む
申し訳ない気がした。
帰ると父は、ベテランタクシーからは、呼び出し先を聞いていたし
介護スタッフのテキパキ動いている人からは、
ちゃんと名前を聞きだしていた。
人生の先輩だなあ。
