父さまの指が急に腫れました

父さまから

指が腫れて熱を持っているから病院に行くって電話

父さま、携帯電話とか持っていないから

取り敢えず、病院に向かった。

駅に着くと、母の施設から電話

ドキドキ

母に何かあっても行かれません。

父が、私が来るものと信じて、病院に向かっているのだから

電話は、母がどうこうというものではなかった。

病院直行のバスに乗り込むと

父から電話

「整形にいるからね」って

耳が遠いから一方通行で切られましたが

本当はバスの中で取っちゃいけないんですものね。

話さずに済んで良かったかも。

整形外科に行ったら、割とすぐ呼ばれ

またまた父は、

　この病院には、４月までお世話になっていて…って始まっちゃった。

私：取り敢えず、指の話をしたら？と促すと

父：指の腫れがいつできて、どんな処理をしたか、今、どんな風なのかと

医者：血液検査をして下さい

と言うことになった。

40分は、待つようですと言われたのに、

すぐに呼ばれた。

検査するところでも、耳が聞こえないせいか、座る場所を間違えたり

ヨロヨロしているのが、遠目でもわかる。

すると

そこの検査していた人が出てきて

「ご家族の方ですか？

検査が終わったので、このファイルを持ってまた整形外科に」

って言う。

父を見ると、

早く持っていけの合図。

リレーじゃないんだから、ファイルが早く届いたから

診察がすぐに出来るってわけでもないだろうと

父に寄り添って、整形外科に向かう。

一時間経っても、まだ呼ばれない。

後ろの席の人が

「おかしい。おかしい。忘れられているんじゃないか」って

ずっと騒いでいる。

騒がれたら、呼ばれた時に聞こえない。

違う話をしてもよさそうなのに

待ち時間が長いと言う話しかしていないようで、

雑音にしかならない。

血液検査のところでも呼ばれたのが聞き取れなかった父だから

父はあてにならない。

待っている人も減って来たことなので

父を促して、受付に近い席に移動　

移動したら、呼ばれた。

検査結果によると

指の腫れの原因は二つ考えられるらしい。

一つは、炎症反応があるので、ばい菌がどこかから入った

もう一つは、尿酸値が高いので、痛風の症状で、手の指に腫れが来ている

で、お医者さんに伺った

私：痛風は、栄養価の高い食事をするとなると言われていますが

胆管炎で入院していたので、今、胆石に良いと言う食事を出してくれる

施設に行っていますが、あとはどのようなことに気をつけたらいいですか？

すると

入院していた時のカルテをみたのか、

医者：その時に腎臓の働きも悪くなっていましたね。そのせいかもしれません

私：では、

水分を多めに取ったらいいですか？

他の何か生活指導はありますか？

医者：そうですね。暑くなりますし、水分をよく取って下さい。

父、施設からの指導もあって、昨日は、水分を多めに取りました。

そこで、もう一つの原因です。

私：どうも、最近、土いじりをよくしていますが、そういうところからばい菌が

　　入ったのでしょうか？

医者：そうですね。土をいじりからばい菌は考えられますね

父：それも、今行っている施設で、よく手洗いをしています。

医者：土いじりは、いつも以上に手を洗わないとばい菌が入り易いですからね

　　　気をつけて下さいね。

　　　取りあえず、炎症止めの薬を出しておきます。まだ痛みはかなりありますか？

父：がまんできます。

医者：じゃ、一応、痛み止めも出しておきますが、痛い時だけ、飲んでください。

診察が終わったらお腹が空いたのか、父は、寿司が食べたいと

バス通りに突進。追いかけながら

私：バスに乗るんだったら、病院のバスに乗ったら？

父：病院のバスは、いつ来るんだ？

　　お腹が空いて待てない。

私：寿司屋、見えるところにないよ。

父：じゃあ、軽食だけれど、病院の食堂で食べる。

　　オムライスセットとソフトクリーム

　　よく歩くし、よく食べるけれど、

　　年は、年

　　急にぜんまいの切れたおもちゃのようになるから

　　気を抜けない。

　　

父:年を取ったら土いじりも出来ないのか？年は取りたくないものだ

と言う、危険な発言に、家に帰るなり、庭中のイバラのようなトゲのある植物を

できるだけ、取り除いた。