matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

リハビリには編み物が良いそうで

母のリハビリ

もう骨折は直っているので、
動かさないと筋肉が固まって動かなくなってしまうし
痛むばかりですよ

とは、リハビリの先生 母の方に向かって

「編み物が得意だそうですね」

と、母は早速

「何を編みましょうか?」なんてその気になっている。

取りあえず、私がそばにいる間は、極力動かすように
リハビリ室から待合室に移動して
グーパーやら、指の折り曲げなどしながら、会計を待っていると
となりに来た女性が
笑いながら
「私もそうなんですよ。指が動かなくなってしまうので、家にいる間は、ピアノとかできるんですが
外で何ができるかなと思って
今は編み物をしているんですよ
足首を温める靴下カバーを作って被災地に送っているんです。
去年の9月から初めて、毛糸をお知り合いから集めて
でも小樽の出身だから
どこかに毛糸があるんじゃないかしらって探したら
アクリル入りの毛糸が沢山見つかって
それでもいいでしょうかって聞いたら
アクリル入りは丈夫ですから、ぜひその毛糸でも案でくださいって
こうやって順番を待っている間、編み物をしているんですよ。
85歳ですから、もう動かさないとあちこち動かなくなって…
右手は、三回も骨折したので、
こうやって編み物は出来るんですが、字を書くのは上手にできないんですよ」って

85歳なんですって、
ワインカラーのウエストが絞ってあるダウンコートを着て
若々しいんで、
耳を疑ってしまいました。

私が会計に呼ばれている間も
母に作り方を教えているようでした。

うちの母より一歳年上です。
「御嬢さんに付き添っていらしてうらやましいわぁ」
なんて言っていらしたけれど
一人で来られて、そんな自分のためにもなるボランティア活動をなさっているなんて
うらやましい限り

母もすっかりその気になったので、手芸やさんに寄ることにしましたが、
都会の道は一方通行が多くて難しい
一本間違えただけで、ナビによると元に戻るために4kmも移動しなくてはならないらしい

仕方がないので、ダイソーに寄って毛糸と編み棒を買いました。