matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

まだまだ母はデイサービスの住人のようです。

リハビリのために母を
グループホームに迎えへに行きました。
9時到着ですが、母はまだ寝ていました。

「何時に出かけますか」と聞かれたので、
「九時半に出るつもりで来ましたが、もう少し遅くてもいいです」と言いますと
「食事の用意をしますので、着替えを手伝ってもらえますか?」
と言われて
母の部屋で着替えを手伝う。
手伝うけれど、わざと骨折した方の手を使うように仕向ける。
「ホラホラ、私の肩に手を置いていいよ」
って、でも手に力は乗せない。
そっと添えて、バランスを取りながら着替える。
足の筋肉もつけたいから、これは、これでいいかしらと
思いながら、着替えを手伝う。
母は何でも素早い人なので、ズボンを履く前に室内履きを履いてしまう。
まあ、それはそれでいいかなと
ズボンを差し出すと
「やだあ、靴を履いていたら、ズボンが履けないじゃないの」って
あっという間に体をかがめて靴を脱ぐ
身体柔らかいのね。


着替えを済ませ、歯を磨き、顔を洗う。
歯を磨いた後で、コップに残った水を
「あら、残っちゃった。飲んじゃおうかしら」
って言うから
「食事の時に飲み物が出るから、今飲むことないんじゃない?」と言うと
「そうね。そっちの方がおいしいわね」と
意味不明ながら、会話を続ける母ってすごい。

食堂に行くと、もうすでに食事が終盤に差し掛かっている仲間たちが手を振って迎えてくれるが
母は私を振り返って、「あそこに行くのかしら」ってジェスチャー
「お友達が、ここにどうぞ」って言ってくれているみたい」って
母を促して、食事に来たことを告げる。

母が食事をしている間に
スタッフさんとお話をしようとしていると
施設長さんから電話
母を迎えに施設に来ていることを言うと
しばらくして施設長さんが現れた。
持ってくるように言われていたお小遣いの入ったお財布を渡す

すると、
「先日、元気な三人とスーパーに行ったんですよ。
そうして、一子さんにもやしを買って来てと頼んだら
スーパーの人に聞いて、持って来るんですよ。
その後もスーパーの人を引き連れて買い物して、
こういう人いなかったから、面白い反応だなって思ったんですよ」
って、
母って、いつもそうなんですね。自分から探そうなんてしない。
私といたって、何が欲しいの?って聞いて
すぐにスーパーの人を見つけて
探して来てくれる。
そしてお会計はお願いねって
だから、お財布なんて普段から持たないのに。
買い物をさせるっていうのだから、
どうなることやら。

その後、お茶もしたんですよって
飲食ができるケーキ屋さんでしたそうで、
ホッとしましたが、
しずかなお店が好きです。
ゆったりとお茶をして、支払っておいてって
自分でお金に触ったりしないんですが、
支払いもさせる気のようです。

身内じゃなければ、キーって怒ることもないかもしれないですね。

あと、ブロ友さんからの提案の音楽療法についても伺いました。
一階の住人と二階の住人に分けて音楽療法をするそうで
今は一か月、一階の方たちが音楽療法を受けているそうです。
楽器を持たせて、この音楽療法を受けているグル―プと受けていないグループの違いを
観察しているところで、
母は、来月になれば受けられるみたいです。

他にも色々とお話を伺っているうちに
母の食事も終わったので
病院に連れて行きました。

病院でも母は、待合室の隣の席の人と、骨折の話をしていたみたいで
親しそうに問答を繰り返して話をしていました。
時々聞こえてくる声は
「転んだ時の事はよく覚えていないのだけれど、思わず、手をついたみたいで、
足は無事だったんですよ」
なんて言ってました。
リハビリ中のことも話しているみたいで、ここまでは動くようになったとか、
待合室がいつも混んでいるために、隣同士になれないために
母は、いつもよその人とお話をしています。
無事に会話が進行しているのかなと思っていたら、
隣りの人が呼ばれて、リハビリ室に行く事になって、
お互いに挨拶をして励まし合っていました。

病院が終わった後、
母をデイサービスに連れて行くと
いつも通っているせいか、
「トイレに行きたいから、すぐに上がらせてもらうわね」と
すぐに靴を脱ぎ始めました。
すぐに顔見知りのスタッフさんがやって来て
お世話を始めました。
すると、
母いわく、これらの施設のボスさんが事務室から飛んできてくれて、
「一子さん、どこまでよくなりました?
ここでもリハビリしましょうね」って
手首がどれほど動くか聞いてくれたので、
「今日は、ダンベルや、器具を使ってリハビリをしました」と言うと
「まあ、すごいわね。
じゃあ、どんどん動かしましょうね」って
あっと言う間に母は中の住人になっていました。