母のリハビリ 母の精神状態が謎
本日もまた
リハビリの先生に
「左手使っていませんね」
と言われ
「そうなんです。重いものですから
半分差し上げますわ」
「半分いただいても困りますから、軽くしましょうよ」
と言って始まりました。
今日は、左手の肘を中心にして、手を上げたり、下したり、
軽くなると、ちょっとずつ、向きを変えて、上げたり、下したり、
そんなことをしながらも
母が仕事をしていた時の話をして、
先生たちは、私たちに仕事を頼むときに
御嬢さん、何々して下さい。って、それは丁寧に頼まれたものです。
なんて言うものですから、
リハビリの先生が
「じゃあ、これから一子さんのことを御嬢さんってよびましょうか?」
母
「それは、困ります。先生の方がだいぶお若いですから」
そういうトンチンカンな受け答えを聞いていると
次に待っている方が、母の様子を聞きました。
手首の骨折だと申しますと、
その方は肩の骨折で、すぐに手術をして20日ほど入院をされたそうです。
でも骨折した方の手の指が動かないそうで、リハビリに来ているそうなんです。
母も以前、肩の骨折をしましたが、コルセットを巻いて骨が出てくるのを待ったせいか、
二か月くらいかかりましたが、どこにも支障は残りませんでした。
素人だから、手術と温存療法の違いが判りませんが、
手術をしてもリハビリに通うのなら、
ギプスだけで直したのですから、リハビリにかかるのも仕方ないのかもしれません。
母が私を呼ぶので言ってみると
いきなりこぶしを出してきます。
「先生、こうやって相手がいないとこぶしなんて握れませんわ」
母のリハビリが終わって、次の予約が済んだというのに、母は受付に立ったまま
どうしたのかしらと思ったら
「「先生、お大事に」って言って下さい。で、ないと帰れませんよ」
だって。
先生や予約のスタッフの方が次々にお大事にと言うと
母は、
「ありがとうございます」と言い
振り向きざま、次の方に
「あなたもお大事にして下さいね」
と言って帰りました。