matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

音が暴力?

母を連れて神経科に行きました。
 
入口を入って
バタバタとスリッパを履き
ソファに腰をかけると中の興奮した声が聞こえてきました。
 
「音が嫌なんです。だから薬を下さい」
???
と耳を凝らしていると
「だって、さっき前にいた女の人ひどいじゃないですか?
これ見よがしに大きな音を立てて
ああいうのどう思います。
腹を立てられても当たり前でしょ。
あんなのが世の中にはあふれているんですよ」
「・・・・・・・」
次の予約が決まると
興奮した足取りで診察室を出て、そのまま外に出ていってしまいました。
 
お会計はすましたのでしょうか?
 
 
ところで、
うちも音のことで相談しようとやって来たのです。
私が実家に着くと
母と父がどなり合っている
「こんなに黒い男の人観た事ある?」
「何をしてきたらこんなに黒くなれるんだか」
まあ、何の事でしょう
父が庭いじりばかりするので日に焼けているというのでしょうか?
でもそれなら怒る必要はなさそう。
 
それにしてもなんて大きな声
でも、それにもまして隣から響く建設の音
西となりにアパートが立つと思っていたら
南側の家が取り壊し始めたのです。
説明に来た時は、大きなおうちで、家の3倍か4倍あるものですから、
トイレが一つで不自由をしているので、トイレをもう一つ作ろうと思うのですと
言われていたのですが、そんな規模ではない工事が始まった感じです。
 
音に敏感な母は、完全にイライラして
父に当たり通し
「なんで前をウロウロするの?」
「なんでご飯を食べる時に前にいなくちゃいけないの?
お湯をかけてやる」
と言っては、湯呑みをつかんだり
なんだかひっちゃかめっちゃです。
ついには、私の見ていないところで牛乳をまきちらしたらしいです。
 
その間も隣からの騒音は続き、
とにかくこの家を出なくてはと病院に連れてきましたが
診察の時はどこ吹くかぜとばかり大人しくなってニコニコしていました。
 
気に障る音でなければ、こんなにも穏やかなのです。
先日、朝のNHKの番組でやっていた「高齢者の暴力」の中に
音の暴力もありましたが、
これは、受ける側がそう感じることが多いと言う事だったと思います。
 
かと言って耳がとおければ加害者側になってしまいます。
一つ注意をしなければならない問題だなと思いました。