matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

トラウマになってしまって

会社に勤めていた頃の友達に会った。
 
以前も同期会であったのだが、何か人に言えないような悩みがあるようなので、
二人で会ってみた。
 
それは去年の暮
突然、同居しているお義母さんが転ぶ音で始まった。
 
不自然な音を感じてお義母さまの部屋に行ってみると
丁度食事の用意をしていたようで、食べ物が散乱している状態で
義母さまは、倒れていたと言う。
立つことも出来ず
救急車を呼んで病院に連れて行ったが、特に体のどこが悪いと言う訳ではなく
言動がおかしいと言うことで病院から出されてしまったと言う。
 
では、いきなり言動が変になったのかと言うと
去年の9月に彼女の夫が胆石で救急車で運ばれて手術になった時から
急速におかしくなり、10月に認定なども受けて
結果が出たところだったと言う。
 
ところが病院では、おかしなことばかり言って認定の再審査を受け
要介護2が出て、それからはショートスティの繰り返し
今年の6月にやっとグループホームに入ったところだと言うが
旦那様もお母さんのことがトラウマのようになって、グループホームに行かれない状況だと言う。
 
お義母さんがおかしくなったのは、9月が最初かと言うと
とても厳格な人で、掃除とかにもうるさく彼女はよく怒られてばかりいたという。
外出もすることなく、家で本を読んでいるのが好きと言う方だったらしい。
だから、同期会の時も
なんで行くのと問い詰められながらもやっと出て来たと言うことだった。
 
そのお母さんがだんだん、お金の管理とかできなくなって、
物取られ妄想がひどくなり
息子の入院で、その状況がわからず、怒り出すことが多くなって行ったらしい。
 
同居しているため、その様子をつぶさに見ていて
しかも4回くらい発作のおきた後の胆石だったので、回復も
大変だったのかもしれない。
ダンナさまは、そのストレスから、お義母さんの顔も見られないほど
その存在自体がトラウマになっていると言う。
 
本当に認知症ってケースごとに色々大変だ。
 
でも話しているうちに
義母さんとショッピングに行った時のこと。
「義母が孫のために文房具を買ったのだけれど
帰るまでに買ったことを忘れちゃってね」
と言ったら
「それ、買わないようにさせないの?
忘れちゃったらもったいないじゃない?」
って
大した金額でもないし、買うことがうれしかったら、いいんじゃないかなと思うので
「うちは、本人が忘れちゃっても、その時が楽しければ、旅行だって映画だって
花見だって、なんでもさせているよ」
って言った。
 
こんなお気楽だから、ちょっと経つとみんな笑い話になっているけれど
今年の夏は、ヤバかった。
父の緊急入院と、母の下痢のため、デイサービス出席停止一週間
8月の末はボロボロだった。
 
そんな私に
「二泊分くらいの荷物持ってついて来て」と引っ張り出してくれた娘
感謝、感謝。
新幹線に乗ってから宿の予約をしていたっけ。
家に戻って、自分の部屋に入ったら、現実に引き戻されて涙が出てきたけれど
リフレッシュしたから、
なんだか動けた。
(´p・ω・q`)ガンバ♪