matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

救急車

父をかかりつけの病院に緊急で連れていった際
 
3時間くらい検査をしてくれて、そこの病院では、これ以上のことが出来ないとなった時に
受け入れる病院を探してくれました
 
やがて受け入れてくれる病院があったとの連絡
その間にも、この病院では、手を尽くした
救急車を待っている間にもどんどん症状が悪くなるが
それでもいいかと言うような書類にサインをしました。
 
それから約時間半
救急車が来ないのです
その日、近くはお祭りがあちこちで行われており、そんな渋滞に巻き込まれたのか、救急車が
動けないと言う話が事務の人の電話から聞こえてきました。
 
最初の病院に行った時に
父が保険証を持っていなかったので、夫が実家まで取りに行ってくれましたが、
そのため、母の面倒をみる人は私だけになってしまいました。
夫が、場所が解らなかったら電話するからと言い残して行ったので
すぐに娘に応援を頼みました。
 
案の定、病院の中で電話することができず、そのコーナーまで移動していると
母は不安になってしまうようですし、
一度は
ご家族の方と言われて診察室に入っていました。
なんかのアンケートに答えていて
全て終わった時に
では、ご主人はアレルギーもなにもないですねと言われ
母は、「今答えたのは私の事ですよ。どこも異常ありません」って
看護士さんは、
「奥様のことはよく解りましたから、今度はご主人のことを教えて下さい」と
言って、私がざっと見て答えました。
 
夫が実家から戻って来たのは、救急車の手配をしている時だったので、
状況がわからないのか、近くの血圧測定器で血圧を計ったり
なんか気楽な話をしていましたが、
私としては、自分がパニクッているので、時間の経過を夫に確かめたかったのに、
私の話をさえぎって、自分の話ばかりしていました。
そのうち、明日の事、先の予定の話などになって行ったので
「ごめん、今の話をしたいのだけど」と
言った頃に、
救急車の手配が出来、向かっていると伝えられました。
救急車には、一人しか乗れないと言うことで
夫が私に携帯で連絡しろと言いますので
あちこち連絡をしてバッテリーがなくなりそうなので、夫と娘の電話番号を教えてもらいましたが、
夫は車で充電をしてくると言って
私の携帯を持って外に飛び出しました。
 
夫が私が救急車に乗る寸前に携帯を手渡しするからなんて言ってましたが、
私は、手渡しより、救急車に乗ることを優先するからねと
娘に言っておきました。
 
さて、そんなバタバタの中、30分くらいすると
事務の方に呼ばれて大急ぎで救急車のところに行きました。
まずは、父を乗せ、次に私が乗ると、後部座席のドアが閉まりました
 
そこで、父の経過を聞かれました。
病院に来るまでの時間の経過など、
自分の中で反芻していたものを言いましたが、
救急車の隊員の方が、この経過を行った先の病院に連絡しておきますねと
言われたので、
やっぱり夫にもっと確認しておきたかったなと思いました。
 
救急車に乗っても、点滴の点検など、色々と確認事項が、あるのか、今の病院と確認を取り終えてから
出発です。5分ほどかかりました。
 
カーテンが引かれているので外の様子は見えませんが、
「赤信号で救急車通りますので、止まって下さい」などの声が聞こえます。
いくつ目かの交差点で停まってしまいました。
 
サンデードライバーだ。停まるところが悪いよ。これじゃ通れないよ」と言ったと思うと
 
「通過します。左に寄って停まって下さい」
・・・・・
「はい。ありがとうございます」
 
意外にも揺れるので、父が赤子のモロー反応のように手をあげる。
「大丈夫ですよ。もう少しで病院が見えてきますよ」
 
「病院の敷地が見えてきましたよ」
声掛けがうれしい。
近いとは、言われていたが、約10分で到着
救急病棟の入り口に来ると電気がついていない。
 
隊員の一人が降りて入口で連絡を取ってくれる。
明かりがつくと
もう昼間の病院のように活気のある光景が見えてきた
父はすぐに診察室に
私は待合室に通され、
待合室の真ん前にあった公衆ボックスで娘と夫に電話をする。
両方とも留守電
 
夏は、熱中症で救急車の出番も多いだろう
その上、おまつりやら、花火で、車だけでなく人も救急車の進行を妨げていることもある
一人一人の優しさが多くの人を救えるのだなと思った。
これからも積極的に救急車に道を譲ろうと思った。