matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

認知症の症状はまるで猫の目

認知症に深く関わっていない方は、
認定のように
だんだんに
介護度が1から2、2から3に悪くなっていくと思っているのではないかと思います。
 
ところが、母は、ここのところ、すっかり落ち着いていて
 
昨日もテレビを観ていたら、
「あら、あの塔に上ったわね」と言います。
「ほら、あなたと行ったじゃない」
うーん。
「出来て、一番で行ったでしょ」
うーん。(色々色々な人を連れて行っているからなあ、つぶさに思い出せないなあ、
でも上ったことはなくても、近くには、連れて行っているし、ソラマチには、行ったかな。きっとそれだ)
「行ったかも!」
 
これじゃあ、どちらが認知症かわかりません。
 
レリゴーだって、歌えそうな勢いです。
 
が、銀行に連れて行ったら、電話番号が書けないのです。
書けないのに
電話番号をちゃんとソラで行って、
「これでいいでしょ♪。どこが違うの
なんて言っているのです。
 
認知症調査の時に
後日、追加で色々聞かれました。
以前、出来たことが出来なくなっていたかと思うと、おもらしなんてしていたのに、しなくなったり。
大きな声も、ほとんど出さなくなっているし、
私を叩くことや、自殺をほのめかすこともなくなりました。
でも、外に出たら、帰れなくなるかもしれないと言うことが
わからなくなっているのも事実。
 
認定員さんと話していて思ったのですが、
この病気に本人も周りの家族も慣れて来ているので、
よりごまかしがうまくなっているし、
私たちは、対応がうまくなっている可能性も多いのです。
認定の最後に
クスリのせいで、落ち着いているのかもしれませんね。
と言われ、思い当たることもあり、
良くなってきているなんて楽観していては、いけないと思いました。
 
認知症の経過なんて、どうやったら、適格にわかるのでしょう。