昨日、会ったのは誰?
入口を入るなり、母が
あらーとなり、中央で座っていた老紳士に顔を向けて寄って行ったのです。
お互いに知り合いのようで、しばらく歓談したあと、別れたのですが、
海外の映画では、知り合いに出会えば、こちら何々さん、こちら何何さんと紹介するのが常ですが、
日本に、その習慣はないのか、二人だけで話していて紹介はしてもらえず、
あとで、
デイサービスで会う人なのよと
説明を受けましたが
それなら、ご挨拶をしたかったものですが、
席に案内された時には、もうすでにその記憶はなくなっており、
「誰か知っている人がいたの?」
「何か気になることがあって話しかけただけじゃないの?」
となっておりました。
父も
「あの人は、デイサービスで一緒の人だよ」と
言っていましたが、父も挨拶をしたわけでなく
きつねにつままれたような感じで帰って参りましたが、
帰宅後、父がデイサービスの連絡帳に写っている先ほどの紳士の写真を見せてくれて
確かにデイサービスでのお知り合いとわかりましたが、
そうなると、彼は利用者さん?
スタッフ?
ボランティアの方?
ケアマネさんにお会いすることがあったので、聞いてみました。
父から教わった写真をお見せすると
ああ、この人、もう二年前からバスを使って大戸屋に通っていらっしゃるのですよ。
すごいですね。
認知症でも、こんなことが出来るのです。