matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

父の行きたいところ その2

父は、 横浜 にも行きたいと言っていました。
横浜と一言で言ってもどこに連れて行ったらいいのか解らなかったので、
横浜のどこ?と聞くと
ランドマークタワー山下公園とみなとのみえる丘公園と中華街と崎陽軒
私には、これがどうにも繋がらなかったのですが、
横浜出身の夫は、合点が行ったようで、
早速迎えに行来ました。
 
夫は、横浜に着くと、すぐさま観光タクシーよろしく解説がはじまりました。
県庁、横浜スタジアム、赤レンガ倉庫、ランドマークタワー、コスモワールド などを車で見て回り
夫は、少しづつ説明しながら、
「降りたかったら、車停めるから言ってね」
って言っていましたが、観るだけで十分だったようですし、行ったこともあるところも
多かったようでした。
父もこのあたりに知り合いが多いらしく、父も説明の補充をして
女性二人は感心するばかり。
 
父が船に乗りたいと言ったことで、
マリンタワーの手前あたりで車を降ろされました。
 
夫が車を駐車場に入れに行っている間に、父は
氷川丸 のすぐ横にある マリンシャトル の乗り場に
すぐにチケットを購入する父と間に合うかどうか心配な夫
打ち合わせをしていたかのように
夫が到着、すぐに一番早いコースに乗船
一番前の特等席に腰を下ろし、
ジュースや、食べ物も購入して出発です。
 
出航致しますと、すぐに観光案内のアナウンスが流れるのですが、
父は耳が遠いため、聞き取れないようです。
まずは、横浜港に停泊中の大型船
パシフィックビーナス2万6千トン、飛鳥につぐ日本船籍の大型船を
あこがれの眼で見ながら、ベイブリッジをくぐって走って行く
この辺りは説明がなくても話ができるのだが、
だんだんに赤と白のガントリークレーンとか、倉庫の話になってくると
聞いたものをそのまま耳のそばで話してあげないと
父は、聞えないらしくて、
「説明が聞こえない何て行っているのか」 と何度も聞く。
説明をしながら、外を眺めていると、夫が外を見て来るというので、
行きたがっていた父も連れて行ってもらう。
 
船を降りると、みなとの見える丘公園 の近くのホテルに行きたいと言い出して
意味不明ながら連れて行くと
そこから港を眺めながら食事がしたかったらしい。
他にもテレビで見たとか言う情報のメモを手に
クラシックホテルにも行きたいと言っていたが、
そろそろ疲れも出る頃だろうと、みなとの見える丘公園のバラ園を少し散歩したのち
崎陽軒ミュージアムショップ に連れて行く。
 
91歳ながら、その好奇心には、驚かされる。
おかげで、日ごろ行かないようなコースで横浜を回り、3時には、家に送り届けた。
高齢者を連れてでもこんなに充実したコースを回れるのだなと
感心。