matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

花見 思いがけない冒険

二人を車に乗せたところで、
帰って来ても良かったのですが、せっかくの花見気分が
辛い思い出になってしまうのも残念なので、
 
再び車を駐車場に入れて
もう少し下流で(トイレのすぐそば)で花見をすることにしました。
 
今度は、お茶と団子などお菓子を持って行きました。
土手に腰をかけて眺めていると
86歳だと言うおばあさんが寄って来ました。
 
「ここの桜一体何本あると思う?」
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何、何、クイズ好きのゴラム(「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビットの冒険」)かい?
顔を寄せて来て、
「端から端までだよ。何本だと思う?」
答えないと食べられちゃいそうです。
母はビルボ・バギンズよろしく
「それは、クイズなの?本当の数なの?」なんて相手をしております。
おばあさん
「端からここまで数えて来たんだよ。いいから当ててごらん」
何この二人
初対面だというのに、クイズが始まっちゃった。
母様の気持ちを尊重しながら、失礼のないように
横で聞いていると
年の話とか、どこに住んでいるとかの話もしている。
母がボケているのを悟られないために
「86歳です」なんて言ったものだから、
ますます、話が細かくなる。
「ウサギ年かい?」
高齢者は、同じくらいの人と話がしたいのだろう。すぐに声を掛けて来る。
「サバよんじゃ、いけないねぇ」
母笑って
「これからどちらに行かれますの?」
おばあさん「もう数え疲れたから帰ろうと思うよ」
母「せっかくですから、この先も数えて来てくださいな」
話を合わせるのがうまくてホッ。
 
イメージ 3やっと花見が始まってお茶を飲みながらお団子を食べていたら、
桜の下に12ヶ月の幼児を連れたお母さん。
 
母「まあ、可愛い赤ちゃんだこと」
父「お母さんが美人だ」
 
そんな会話を聞いていたお母さんが子供を連れて
寄って来た。
母が名前を聞くkと
「おとちゃん」だとのこと。
それなのに、父は
「女の子?」
どうやら、おとーちゃんと聞いてしまったようだ。
「おとーちゃんなのに、女の子なのか」といぶかしむ父
私「音ちゃんだって」
父「ホトちゃん?」
その間に母は赤ちゃんに手を出して抱こうとしている。
「大事な赤ちゃん、気をつけてね」と赤ちゃんのお尻に手を添えると
オトちゃんのお母さんが
「10キロありますから、重いですよ」
 
とにかく桜の写真を撮りたくて
ウロウロする父と
次から次へと話しかけられたり、話しかける母
充分に花見を堪能し、
帰路に着いた。
車中では、母が
バッグが見つからないと騒いでいたが、
父に伝わらず、トンチンカな応対
車を一旦停めて探さなければと思っていたら、
母が猛烈にお腹が空いたと言い出し、
近くのファミレスに駐車。
どこにもない。
父は大したものが入っていなければ、見つからなくてもいいんじゃないかと
言うが、
母は、見つけてくれなければ嫌だと言う。
また、また頭をフル回転して考える。
私の中でトイレに行く前まではあったと言う結論
公共施設の中だったので、電話をすることにして
二人をファミレスの中に入れた。
ナビと携帯電話を駆使して公共施設の名前と電話番号を確認
電話をすると
言った通りのバッグがあったとのこと。
早速取りに伺うことにして店内にいる二人に伝えると
まだ何も頼んでいない。
「先に食べていてね」と念をおして取りに行く。
行くのに、20分、帰りはもう少し早く帰れたが
戻ってみるとまだ、何も注文していない。
父に言わせると
「母の注文がまだ決まらないとのこと」
なんて迷惑な客だ。
母に「何がいいの?」と聞くと
一番大きなステーキを指す。
無理でしょ。絶対に食べられない!
私が「パンケーキにしたら」と言うと父がすぐに
注文ボタンを押す。
なんて素早いんだ。
 
注文のパンケーキが来たら、
素晴らしい速さで食べ始めた。
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私は、
食いしん坊のドワーフ(「ホビットの思いがけない冒険」)たちを連れて歩く
ガンダルフかしらん。
まあ父は、よく案内役をするドーリンで、母はなんか可愛らしいオーリーかな?