matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母はショートスティに行きます。

母には、あらかじめ、
「デイサービスでお泊りも出来るのだけれど、どうする?」と聞いてみました。
あまり芳しい答えは帰って来なかったのですが、
ショートをお願いしてから
いよいよショートの日までは、様子見と言うことで
支度だけ進めていました。
 
すると
いつもながらですが、
ヘルパーさんが
「○○日から、ショートスティですね」と言ったようです。
父が母に聞いたら
「え、泊まらせてくれるの?
どうして私が泊まりたいと言うのがわかったのかしら」と
言ったそうです。
数日前から
少しづつ支度をして日常には、影響をしないようにしていたのですが、
今日行くと父が
「タオルが全然ないのだけれど、どこにやったのか」と
聞いて来ました。
「バスタオルを二枚、顔を吹くタオルを三枚ボストンバッグに入れたけれど
まだまだ沢山残っているでしょ」
と言うと
「ちゃんと用意してあるの?」と
今度は聞きます。
「下着の着替えも3日分用意して入れてあるよ。
あとは、上に着る分だけ」
と言っていたら、
母が
急に
バッグに
着替えを詰め始めました。
おかげでデイサービスに行くのにセーターを三枚もいれて出かけることになってしまいました。
そのほかにも用意してあったのか、
ベッドの下から着替えの入った袋が出て来て
出来るだけ買わずに済ませようと思ったのに、
下着が見つからなかった訳です。
 
そしてその支度は延々と続きそうなので、
母が手にしたものだけ入れさせてデイサービスに送って行きました。
車に乗ると
また母は
「家路」と「雨のちハレルヤ」を歌いながら行きました。
「今流行っている歌はこれよね」と
本当に準備のいい人です。
 
でも話しているうちにショートステイをすることを忘れて
「今日はお泊りなの?何日行って来るの?」と
聞きます。
「何日でもいいって。取りあえず、3日分用意したから、楽しんで来てね。
母さまが気に入ったら一週間行っていてもいいよ」
本当にいい加減な娘です。
でも母が嫌になったら途中で帰ってきてもいいと最近では、思えるようになりました。
すべては、母の思いが先です。
 
話が後先になりますが、支度している間
母はどうして私が来ているかがわからないようです。
「今日は迎えが来ないの?」と聞きますので、
「3月は、日にちが多いでしょ。だから、ヘルパーさん二度分が多くて
頼むと3000円の自己負担になるんだって
私が来たら、お金かからないから来たんだよ」
「じゃあ、あなた3000円もらっておきなさい」
「うん。でも介護保険だったら、1割負担だから、300円かな」
なんて余計なことを言ったものだから
父が
介護保険の手引きなるものを持って来て説明を始めてしまった。
なんだかトンチンカンなことばかりおこる。
今日は、私はヘルパーさんの代わりに来ることになっているが、
母を送りに行く事にはなっていないのに、
父は、
施設に電話してお迎えを断ってしまった。
まあ、母がお泊りをすることを嫌がっておらず、送って行く事も拒否しなかったので
結果オーライだけれど。
 
施設についてみると
荷物の中に紙パンツとセーターばかりで、ズボンがないことが発覚
施設の人は
「パジャマと下着があれば大丈夫ですよ。お洗濯も致しますし」と言ってくれたが
あとで、届けた。
 
文章で書くと、なんかすっと出かけたような感じだけれど、母と父のやり取りは
着地点がなく、いつでかけられるのか途方にくれる場面もあったが
無事送り届けられて良かった。
 
そうそう着くときに
母が
「あなたも泊まれるように頼んであげようか」
と言うので
「私は介護保険で泊まれないので、すごくお金がかかるのよ。
お泊りするところには、お友達もいるから、楽しんで来て
わたしとは、そのあとゆっくり旅行にいこうね」
普通認知症の人は
デイサービスとか嫌がると言うけれど母は大好きなので、
デイサービスのない日に考えなくちゃ。