matsumushisou’s blog

映画やドラマと日々の生活

母と日帰り温泉

先週からの父の頼みで、SPA成城に行って来ました。
 
ここは、ちょっとお高いのですが、
午前中は、モーニング料金 タオル付1050円也なのです。
 
父は、なんとか、母をお風呂にいれたいらしく色々と考えるようです。
もちろん、家のお風呂もいいのですが、
銭湯とか、温泉の方がきれいなる?持ちがいい?
と考えてのことでしょうか?
 
先週は、午後になってから言われたので、午後から行くと1260円かかってしまうよと
言って昨日になったのです。
 
SPA成城
靴箱からやたら豪華で、それと解らずに、靴のままフロントを探していると
回りの人に変な目で見られて
おお、この豪華なのが、靴ロッカーかと
あわてて靴を脱ぎましたが、
母は、「何が入っているの?」
とキョロキョロ
「ここは、靴で入ってはいけないところだったみたなので、靴を脱いで」と
靴を脱がせ
フロントへ
フロントを済ませると貸タオルのカードをくれました。
タオル持ってきたのになあ
 
タオルの交換所に行ってタオルをもらっていると母は他人事のよう
「タオル貸してくれるそうなので、もらったカード出して」
と言うと
ハテナの顔
ええっと思ってポケットに手をいれようとしたら
「これでしょ」と
出されました。
うーん。なんか気まずい。
 
やたら、色々な施設があって中々お風呂に到着しない。
ロッカーがやたらデラックスで、
温泉のそれと思えないのか
母は
「どうして服を脱がなくちゃいけないの?」と
 
なんなんだ。この辺りは
祖師谷温泉なんて、下町の銭湯みたいなところがあると思えば
会員制のスパみたいなところがあって
変な町だ。
でもいいところの奥様をきどっている母には、
決して居心地は悪くなかったようで、
お風呂から出て、私がタオルを返している間も
勝手にサロンのソファにゆったりと座って
にっこりしている。
 
決して金持ちでは、ないので、駐車料金がかかるのは、好まないので
母を促してフロントへ連れて行く。
 
入浴には、そんなに時間がかかっていないはずなのに、無料となる二時間
ギリギリなのは、
普通の日帰り温泉と違って、案内表示が少ないのとパーソナルスペースが
かなり確保されているからなのか?
 
駐車場を出るといきなり八環に出てしまうので、建物のまわりを遠回りに回って
反対車線に出ようとすると
母が窓から見えた温泉の看板に
「まあ、こんなところに温泉が出るのね。
今度行きたいわね」
「今、行ったところがその温泉なのよ。ぐるっと回ったから
やっと建物の反対側に来たところなの」
傷つけないつもりで言ったのに
「そうなの。やあね。温泉に入ったのね
覚えていないのだけれど、認知症じゃないかしら」
ああ、やってもうた。